日光角化症とは

日光角化症の原因

表皮内の細胞ががん化することによって生じます。
慢性的な紫外線刺激が原因と考えられています。

日光角化症の症状

中年以降の顔面、手背、前腕などの日が当たりやすい部分に良くできます。
数mm~1cm程度の紅い斑点として発症します。
単発のことも、多発することもあります。

日光角化症の頻度

日本人では、皮膚がんで2番目に多く生じます。
男性に多く、加齢とともに増加します。
 

日光角化症の診断

典型的なものであれば、皮膚科医であれば見れば診断できます。
最初は湿疹病変と区別が難しいこともあります。
日光角化症と湿疹などの炎症性疾患が併存することもあります。
その場合はまずステロイド治療などを行います。治療に反応しない時に、病理検査をして日光角化症の診断に至ります。それでも手遅れになることはありません。
 

「皮膚がん」であっても初期病変は、痛みも痒みもありません。
治りにくい病変があったら皮膚科に相談しましょう。

 

日光角化症の治療

病変の数や、年齢などから個々に治療法を判断する必要があります。
 

手術

  • 日本皮膚科学会ガイドライン:推奨度1B(強く勧める)

単発病変に良い適応です。
他の治療が効かない時にも有効です。
 

凍結療法

  • 日本皮膚科学会ガイドライン:推奨度1B(強く勧める)

高齢で他の治療が難しいときなど適しています。
 

イミキモドクリーム

  • 日本皮膚科学会ガイドライン:推奨度1B(強く勧める)

病変が多発しているときに有効です。
1日1回週3回塗布を4週間継続します。
効果不十分であれば、さらに4週間継続します。
顔面・頭部の病変に保険適応です。 
 

5-FU軟膏

  • 日本皮膚科学会ガイドライン:推奨度1B(強く勧める)

病変が多発している薄い病変に有効です。
保険適応です。 
 

PDT:Photodynamic Therapy

  • 日本皮膚科学会ガイドライン:推奨度1B(強く勧める)

病変が多発しているときに有効です。
塗り薬と違って、家での毎日の処置が不要というメリットがあります。
保険適応外です。
 

日光角化症と当院の役割

放っておくと有極細胞がんに進展します。
多くは顔や手背など目に見えるところに出来ますので、小さなうちに治療してしまうことが、整容面からも大切です。
「顔面や手背の治りにくい赤い斑点」には注意が必要です。
当院にご相談ください。
 

街のかかりつけ医として、
皮膚がんを啓蒙し、早期発見に努めています。
日光角化症の治療はクリニックで治療可能なものもあります。
大きなもの、危険な部位などでは、基幹病院にご紹介させていただきます。

 
 


WRITER 
うらた皮膚科 院長
日本皮膚科学会認定専門医