ニキビのホルモン治療とは

保険診療で改善しない重症ニキビの治療に使用します。
スピロノラクトンによる抗男性ホルモン作用により「過剰な皮脂分泌を抑制」して、ニキビを治療します。
欧米では難治性の女性ニキビの治療としてガイドラインでも推奨されています。
治療薬のスピロトラクトンは、むくみ治療などの利尿薬として厚生労働省に承認されています。 
ニキビには未承認のため自費診療となります。
 

低用量ピル治療が無効だった方

美容クリニックで「低用量ピル治療」が無効だったから、ホルモン治療は効果がないでしょうか?という患者さんがみえます。
「低用量ピル」単独治療よりも、「スピロノラクトン+低用量ピル」併用治療の方が強力な治療です。
スピロノラクトンは投与量を増量することで治療効果も強くなります。
女性の大人ニキビには非常に強い治療効果がありますので、「低用量ピル治療」が無効だった方にも十分効果が期待できます。
 

イソトレチノイン治療と迷われている方

どちらも非常に効果的な重症ニキビ治療法です。
女性の大人ニキビはホルモン治療をまずお勧めしています。副作用がより管理しやすいためです。
男性の場合は、ホルモン治療は行いませんのでイソトレチノイン治療となります。
 

使用できない方

妊娠中、授乳中
【禁忌】腎障害がある
【禁忌】高カリウム血症
【禁忌】アジソン病(副腎不全)
【禁忌】タクロリムス(商品名:プログラフ)、ミトタン(商品名:オペプリム)、エプレレノン(商品名:セララ)を投与中
【禁忌】スピロノラクトンにアレルギーがある
心疾患や、脳動脈硬化症がある
減塩治療中
肝障害がある
 

副作用

副作用は容量が増えるほど起きやすくなります。
副作用は早期に対処することで服用中止後にすみやかに消退します。
副作用の確認のため、定期的な採血検査を行います。
 
【軽いもの】
下の副作用のいずれかが見られた場合は、医師に伝えてください。
これらの副作用は一般的に軽度で用量を減らすかまたは使用を中止することにより、ほとんどの症状は数日から数週間で完全に消失します。
月経不順がおこることがあるため、低用量ピルを併用します。
発疹が出てしまう方は、治療を継続できません。

内分泌

女性型乳房、乳房腫脹、性欲減退、多毛、月経不順、無月経、閉経後の出血、音声低音化、乳房腫瘤、乳房痛

過敏症

発疹、蕁麻疹、そう痒

精神神経系

眩暈、頭痛、四肢しびれ感、神経過敏、うつ状態、不安感、精神錯乱、運動失調、傾眠

肝臓

AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇、ビリルビン上昇

腎臓

BUN上昇

消化器

食欲不振、悪心・嘔吐、口渇、下痢、便秘

血液

白血球減少、血小板減少

その他

倦怠感、心悸亢進、発熱、肝斑、筋痙攣、脱毛

 
【重いもの】
以下の副作用が現れた場合は、本剤の使用を中止し、医師に相談してください。
これらは重篤な副作用と考えられ、頻度は稀です。
電解質異常
急性腎不全
重症の薬疹
 

治療の流れ

 100㎎から治療を開始し、経過を見ながら増減します。
治療開始後は一時的な増悪をすることがあります。
治療をやめても再発しなくなることもありますが、3人に2人程度は再発をします。
再発時は治療を再開します。
安全性が高い治療方法であるため、少量維持治療を継続することもあります。
治療期間中は定期的な血液検査を行います。
 

費用

全て、税込み価格です。

初診料

3,300円

再診料 

1,100円

検査料

1,650~3,300円 

薬剤料

スピロノラクトン

1日 50mg(30日分) 3,300円

1日100mg(30日分) 6,600円

1日150mg(30日分) 9,900円

1日200mg(30日分) 13,200円

 

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