尖圭コンジローマとは
ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)6型、11型などによって、外陰部にイボを生じます。
性感染症の一種で、主に性行為によって感染します。
潜伏期間は2~3ヶ月です。
予防
4価ヒトパピローマウイルスワクチン(ガーダシル4®)
9価ヒトパピローマウイルスワクチン(シルガード9®)
による発症予防が可能です。
治療
外科的治療
液体窒素による冷凍凝固法 | 1~3週毎に液体窒素処置を治るまで続けます。 保険診療で行えるので、第1選択治療の一つです。 |
---|---|
CO2レーザー手術 | 外科的に蒸散します。 腫瘍では無く、ウイルス性疾患なので、再発リスクが高いです。 再発リスクが高いのに、体の負担が強いので、第1選択とはなりません。 |
メス手術 | 外科的に切除します。 CO2の方が出番が多いです。 |
薬物療法
イミキモドクリーム | 免疫能を高めウイルスに感染した細胞を障害します。 週3回の塗り薬の治療を治るまで続けます。 薬物治療で唯一の保険診療です。 液体窒素とともに第一選択治療と考えています。 |
---|---|
ポルフィリン液 | 海外では第1選択の一つとして使用されています。 日本では自費になってしまいますので、他の治療が無効の時の選択肢とします。 |
費用
保険診療
液体窒素による冷凍凝固法 |
210~270円(1割負担のとき) 630~810円(3割負担のとき) |
---|---|
手術 |
2,670~4,680円(1割負担のとき) 8,010~14,040円(3割負担のとき) |
※別途、初診料、再診料、処方量、薬剤量などがかかります。
自費診療
初診料:3,000円
再診料:1,000円
CO2レーザー手術
手術費用 | (2020年4月より導入します) |
---|
ポドフィリン液
薬剤費用 | (2020年4月より導入予定) |
---|
※別途、消費税を頂戴しております。