ミノキシジル外用

女性のびまん性脱毛症(壮年性脱毛症)に対する効果が認められています。
日本皮膚科学会のガイドラインでは、唯一の推奨度A(強く推奨)です。
有効成分ミノキシジルは、乱れたヘアサイクルを整え、頭髪密度を高めます。
また、新しい髪を生み出すだけでなく、健康な髪を育て、抜け毛も防ぎます。
 

ミノキジル外用の臨床試験

効果
1,2,5%ミノキを用いた1242名の海外の研究では、平均13.18本/1平方cmの毛髪が増加。
1%ミノキを用いた280名の国内の研究では、外用群で平均8.15本/1平方cmの毛髪が増加。
副作用
痒み、赤み、毛包炎、かぶれなどの皮膚障害が2~6%程度の頻度で報告されています。
 

ミノキシジル内服

主に次の理由から、日本皮膚科学会では推奨されていません。

「効果はミノキシジル外用よりも強いと思われるが現在情報を集積中」(プラス点が不明確
「副作用はミノキシジル外用より強い」(マイナス点

 
しかし、2020年以降より、治療効果や安全性に対する論文がいくつも報告されるようになってきています。
日本の治療ガイドラインは毎年更新されるわけではありませんので、最新の論文は反映されません。
当院では、既存治療(ミノキシジル外用)で効果不十分な、比較的若い患者さんに対してはミノキシジル内服治療も良い治療選択肢の一つと考えています。
 

ミノキジル内服の臨床試験

安全性に対するアメリカ皮膚科学会誌の報告(2021年)

平均年齢43歳(8〜86歳)の合計1404人の患者(女性943名、男性461人)。
最も頻度の高い副作用は多毛症(15.1%)で、14人の患者(0.5%)が治療を中止した。
全身性の副作用は、めまい(1.7%)、むくみ(1.3%)、頻脈(0.9%)、頭痛(0.4%)、眼窩周囲のむくみ(0.3%)、不眠症(0.2%)であり、29人の患者が治療を中止した (1.2%)。

副作用のために治療を中止したのは1.7%だった。
生命を脅かす重篤な副作用は認めなかった。

 

効果と安全性対するアメリカ皮膚科学会誌のレビュー(2020年)

複数の論文をまとめた、合計634人の患者のレビュー論文。
男性AGAは、ミノキシジル5㎎が有効だった。
女性の薄毛では、男性よりも少ない容量で効果が見られた。
副作用は上記2021年の論文とほぼ同様。(多毛が最多、重篤なものは無し、全身性のめまい・浮腫みなどは稀)

ミノキシジル外用で改善しない患者にも、治療効果が期待できる。
安全性があることを確認できた。

 

参考文献

 
※1 
※2 
※3 
 

WEB順番受付