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尖圭コンジローマ

CONDYLOMA ACUMINATUM

尖圭コンジローマとは

ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)6型、11型などによって、外陰部にイボを生じます。
性感染症の一種で、主に性行為によって感染します。
潜伏期間は2~3ヶ月です。
 
 

尖圭コンジローマの予防

4価ヒトパピローマウイルスワクチン(ガーダシル4®)
9価ヒトパピローマウイルスワクチン(シルガード9®)
による発症予防が可能です。どちらも当院で可能です。
 
 

尖圭コンジローマの治療

尖圭コンジローマの外科的治療

液体窒素による冷凍凝固法

1~2週毎に液体窒素処置を治るまで続けます。
保険診療で行えるので、第1選択治療の一つです。

CO2レーザー手術

外科的に蒸散します。
尖圭コンジローマは、腫瘍性疾患では無く、ウイルス性疾患なので、再発リスクがあります。
再発リスクが高いのに、体の負担が強いので、第1選択とはなりません。

メス手術

外科的に切開摘出します。
CO2の方が出番が多いです。
 

尖圭コンジローマの薬物療法

イミキモドクリーム

免疫を高めウイルスに感染した細胞を障害します。
週3回の塗り薬の治療を、経過を見ながら治るまで続けます。
薬物治療で唯一の保険適応です。
液体窒素とともに日本での第1選択治療と考えています。