ほくろとは
ほくろとは
母斑細胞が異常増殖して黒褐色の色素班が生じます。
褐色~黒色、ときに皮膚と同じ色をすることもあります。
盛り上がったもの~平坦なものもあります。
毛が生えていることもあります。
ほくろの診断
ほくろのがん(悪性黒色腫、メラノーマ)との鑑別が重要です。
ダーモスコピー検査が有効です。
当院でもダーモスコピー検査が受けられます。
ほくろの鑑別疾患
悪性黒色腫
- 海外ではメジャーですが、日本では稀です。10万人に1~2人の頻度です。
- 詳しくはこちら。
基底細胞がん
- ホクロで受診されて皮膚がんだったという患者様が当院だけでも、毎年何件もあります。
- その殆どが、この基底細胞がんです。
- 殆どの場合で皮膚科医は見ためで診断できますが、皮膚生検で診断を確定させてから手術を行います。
- 詳しくはこちら
脂漏性角化症
- ホクロとの鑑別疾患で最も多い腫瘍です。
- 加齢とともに殆ど全ての人に生じる、加齢性のイボです。
ほくろの治療
治療は大きく2通りあります。
メスで切除する。
CO2レーザーで蒸散する。
また違いについて、後日追記させていただきます。
ほくろの症例写真
当院の患者様の治療経過です。
症例1

手術前
局所麻酔をして切開、縫合しました。

手術後1ヵ月
まだ赤みが残っています。半年後には殆どわからなくなります。
症例2

手術前
局所麻酔をして切開、縫合しました。

手術後1ヵ月
傷痕も目立たなくなりました
症例3

手術前
局所麻酔をして切開、縫合しました。

手術後1ヵ月
まだ赤みが残っています。半年後には殆どわからなくなります。
症例4

手術前
局所麻酔をして切開、縫合しました。

手術後1ヵ月
傷痕は殆どわからなくなりました。
症例5

手術前
局所麻酔をして切開、縫合しました。

手術後5ヵ月
傷痕は殆どわからなくなりました。
症例6

手術前
局所麻酔をして切開、縫合しました。

手術後2ヵ月
少し赤みがのこります。

手術後8ヵ月
傷痕は殆どわからなくなりました。
症例7

手術前
局所麻酔をしてくりぬき法で摘出。

手術後1週
2~3カ月赤みが残ります。

手術後6ヵ月
赤みがだいぶ目立たなくなりました
治療の流れ
手術の方法をご説明します。基本的に初診日に手術可能です。
局所麻酔をします。
手術をします。
必要なお薬を処方します。
手術翌日、創部の確認を行います。
5~7日後、抜糸します。
費用
健康保険(3割負担の場合)
悪性が疑われる(急な増大など)、血がでる、視野に入って邪魔になる、など医学的に必要な場合に保険適用となります。
別途、初診料、再診料、処方量、薬剤量などがかかります。
露出部とは、頭部、頸部、腕の肘関節以下、足の膝関節以下です。
皮膚腫瘍切除術 | 露出部2㎝未満:8,010円(手術4,980円+病理検査3,030円) 露出部2~4㎝:14,040円(手術11,010円+病理検査3,030円) 露出部以外3㎝未満:6,870円(手術3,840円+病理検査3,030円) 露出部以外3~6㎝:12,720円(手術9,690円+病理検査3,030円) |
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よくある質問

予約の患者様もおりますため、混みあってる日は、診察後から手術までの間の待ち時間が長くなることがあります。
その場合は、お待ちいただき当日手術を希望されるか、後日の時間予約での手術をご希望されるかご希望を伺っています。

診察前の時間予約は承っておりません。

歯科麻酔で使われるものと同じものです。
手術中は痛みはありません。

大きなものでも、我慢できる程度の痛みがありますが、時間とともに改善していきます。必要であれば痛み止めも処方しています。

1週間後に抜糸を行います。
顔は少し早く抜糸することも可能で、4~7日で抜糸しています。
抜糸時に、創部の状態によってその後の通院間隔を改めてお伝えしています。