マンジャロとは
GLP-1ダイエットは
GLP-1とは体内に存在するホルモンで、食事刺激に反応して小腸から分泌されます。
膵臓からのインスリン分泌を助ける働きもあるため、糖尿病治療薬として保険適応があります。
食欲を抑制する働きがあり、欧米では肥満治療薬としても承認されています。
肥満の方は、食後にGLP-1ホルモンの分泌が少ないことが知られており、肥満の人は痩せにくく、痩せている人は痩せたままをキープしやすいと言えます。
日本では肥満治療薬としての保険適応は無いため、自費診療となります。
マンジャロとは
マンジャロは「GIP/GLP-1受容体作動薬」という新しい2型糖尿病の治療薬です。
GIPもGLP-1と同様な効果があり、「GIP/GLP-1受容体作動薬」は「従来のGLP-1製剤」よりも強力な治療効果を期待できます。
マンジャロによる減量効果の論文
マンジャロとオゼンピックの比較試験
患者 | 糖尿病患者1879名 |
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方法 | マンジャロ5mg、10mg、15mg、オゼンピック1mgのグループに分け、40週間後の糖尿病治療効果、減量効果を評価した。 |
結果 | 下記の減量効果があった。 マンジャロ5mg:7.6kg減 マンジャロ10mg:9.3kg減 マンジャロ15mg:11.2kg減 オゼンピック1mg:5.7kg減 |
- 出典:NEJM2021(SURPASS-2試験)
GLP1ダイエットの特徴
GLP-1ダイエットは成功しやすい
ダイエットは正しい食事管理が最も重要です。
最も重要である食事管理を強力にサポートしてくれるのがGLP-1ダイエットです。
「1回の食事で食べ過ぎない」「間食をしないようにする」と言ったダイエットの基本である食生活の改善を強力にサポートしてくれます。
自然と摂取カロリーが減るため、健康的に体重が落ちていきます。
GLP-1ダイエットは継続しやすい
ダイエットでは食事管理が最も重要です。
自分で食事をコントロールできればよいのですが、食事管理はストレスを感じやすくうまく行かないことが多いです。
GLP-1ダイエットでは自然に食欲が抑えられるため、ストレスを感じにくく継続できます。
GLP-1ダイエットは欧米で肥満治療に承認されています
GLP-1は、日本では糖尿病治療薬とし保険適応ですが、アメリカ・ヨーロッパでは肥満治療薬としても承認されています。
(※欧米では高度肥満治療に保険適応で合って、すべてのダイエットに保険適応というわけではありません)
GLP1ダイエットの注意点
GLP-1ダイエットの高いダイエット成功率が注目される一方で、間違ったネット広告が問題になっています。
効果や副作用について、間違った情報には注意してください。
我慢・努力は一切なし!楽して痩せる!
- ダイエットをする意識があれば、強力なサポートになります。
- 何もしなくても自動的に痩せるわけではありません。
つらい思いは一切なし!
- どんな薬剤にも副作用のリスクはあります。
- 気持ち悪さが出る人もいますので、初回は慎重に始めます。
1カ月で●●㎏減少!
- 摂取カロリーを適切に調整し食べ過ぎないことでダイエットをサポートしてくれるダイエット法です。
- 最初の2週間で2㎏以上のダイエットに成功する方は結構いらっしゃいますが、
- 1か月で2桁kgのような急激な体重減少を狙ったダイエットではありません。(間違ったダイエットですし、健康被害があります)
海外でポピュラーなダイエット法
- アメリカ・ヨーロッパでは肥満治療薬としても承認されています。
- しかし、高度な肥満治療への適応であって、一般的なダイエット法としてポピュラーというわけではありません。
マンジャロの副作用
治療初期に胃部不快感・胃が張っている感じ・頭痛・便秘・下痢といった消化器症状が出ることがあります。
マンジャロの費用
全て、消費税込みです。
初診料 | 3,300円 |
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再診料 | 1,100円 |
薬剤料 | マンジャロ2.5㎎ 4,400円/1本 マンジャロ5㎎ 8,800円/1本 マンジャロ10㎎ 17,600円/1本 |
※GLP-1ダイエット治療について
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
マンジャロは、医薬品医療機器等法において、「2型糖尿病」の効能・効果で承認されていますが、当院で行う肥満治療目的での使用については国内で承認されていません。
入手経度等
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。
国内の承認医薬品の有無
国内では「ウゴービ」というGLP-1製剤が「肥満治療」の効能・効果で厚生労働省に認可されています。
諸外国における安全性などに係る情報
GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAと国内で肥満治療薬として承認されています。