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老人性色素斑

SOLAR LENTIGO
最終更新日:2025-10-15

お肌に新しいシミを見つけると、少し心配になるかもしれません。特に「老人性」という言葉がついていると、年齢のせいだと感じて落ち込んでしまう方もいらっしゃるでしょう。しかし、ご安心ください。「老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)」は、シミの中で最も一般的な種類の一つであり、その名前が示すような単なる「老化のしるし」ではありません 。
実は、このシミには「日光黒子(にっこうせいこくし)」という、より実態に即した別名があります 。その名の通り、主な原因は年齢そのものではなく、長年にわたって浴びてきた「日光(紫外線)」の積み重ねです。これは、いわばお肌が記憶してきた太陽との歴史の記録のようなものです。
この記事では、老人性色素斑とは何か、なぜできるのか、そしてどのような治療法や予防法があるのかを、専門的な知見に基づいて分かりやすく解説します。正しい知識は、不安を解消し、ご自身に合った最適なケアを見つけるための第一歩です。

老人性色素斑とは
老人性色素斑の症状
老人性色素斑の原因
老人性色素斑の治療
予防方法
よくある質問
シミ外来の予約

case1 ピコスポット

治療内容

ピコスポットによるシミ治療

費用

ピコスポット 5,500~55,000円

顔全体 44,000~55,000円

副作用&リスク

1~2週間程度のかさぶた

色素沈着、色素脱失

case2 塗り薬

治療内容

塗り薬によるシミ治療

費用

トレチノイン 3,300円

ハイドロキノン 3,300円

副作用&リスク

赤み、乾燥、ひりつき

老人性色素班 とは

老人性色素斑は、一般的に「シミ」として認識されているものの代表格です。まずはその正体と、他のシミとの見分け方について詳しく見ていきましょう。

「老人性」という名前について:「紫外線のシミ」と考える

老人性色素斑のイラスト
「老人性」という名前は、しばしば誤解を招きます。このシミは40代以降に現れることが多いため、このように呼ばれていますが、実際には紫外線を浴びる機会が多ければ20代や30代で現れることも決して珍しくありません 。つまり、年齢よりも、これまでの人生でどれだけ紫外線を浴びてきたかが大きく影響します。そのため、「老人性色素斑」という名前よりも、原因を的確に表す「日光黒子」、あるいは「紫外線のシミ(サンスポット)」と捉える方が、より正確です。

見た目の特徴:老人性色素斑を見分けるポイント

ご自身のシミが老人性色素斑かどうかを判断するために、いくつかの特徴的なポイントがあります。

  • : 薄い茶色から濃い褐色まで様々です 。
  • : 円形や楕円形が多いですが、不規則な形になることもあります 。
  • 大きさ: 数mm程度の小さなものから、数cmの大きさになるものまで幅広く、時には複数のシミが合体して大きなパッチ状に見えることもあります 。
  • 境界: 最も重要な特徴の一つで、シミと周りの正常な皮膚との境目が比較的はっきりしています 。
  • 場所: 日光が当たりやすい部位にできやすいです。特に、顔(頬骨の上やこめかみ)、手の甲、腕、デコルテ、背中上部、すねなどによく見られます 。

他のシミとの違い

シミには様々な種類があり、それぞれ原因や治療法が異なります。特に見分けがつきにくい代表的なシミとの違いを知っておくことは、適切な治療を選ぶ上で非常に重要です。自己判断で誤ったケアをすると、かえってシミを悪化させてしまう可能性もあります 。

  • 肝斑(かんぱん)との違い: 肝斑は、頬骨に沿って左右対称に、もやもやと地図のように広がるのが特徴です。境界がぼんやりしており、老人性色素斑のようにはっきりしていません。紫外線だけでなく、女性ホルモンのバランスや摩擦などの刺激も原因とされています 。
  • そばかす(雀卵斑)との違い: そばかすは、鼻を中心に左右に散らばる数mm程度の小さな斑点で、遺伝的な要因が強いとされています。多くは幼少期や思春期から見られ、夏に色が濃くなり冬に薄くなる傾向があります 。
  • 脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)との違い: これは長年経過した老人性色素斑が、少しずつ盛り上がってイボ状になったものです 。表面が少しザラザラしていたり、ワックスを塗ったような光沢があったりします。これも良性の皮膚の変化です 。

これらの違いをまとめた以下の表を参考に、ご自身のシミを観察してみてください。ただし、最終的な診断は必ず皮膚科の専門医に相談することが大切です。
表1:代表的なシミの見分け方

  老人性色素斑  肝斑 そばかす  後天性真皮メラノサイトーシス (ADM)
 好発年齢 30代~40代以降  30代~50代 幼少期  10代後半~30代
色調 茶色  明るい茶色~茶褐色 明るい茶色  灰褐色~青みがかった褐色
形状 境界が明瞭な円形~不定形   境界が不明瞭で面状 小さな点状  1-3mmの点状が集合
分布 日光が当たる部位 頬骨に沿って左右対称 鼻~両頬に散在 両頬、額などに左右対称
季節変動 夏に濃くなる傾向がある 夏に濃くなる傾向 夏に濃くなる傾向 なし

老人性色素斑の症状

老人性色素斑は、見た目以外の症状を伴うことはほとんどありません。しかし、その経過や、注意すべき皮膚の変化について知っておくことは、ご自身の肌の健康を守る上で重要です。

紫外線のシミの一生

通常、老人性色素斑に痛みやかゆみといった自覚症状はありません 。多くの場合、最初は薄茶色のぼんやりとしたシミとして現れ、何年もかけて少しずつ色が濃くなり、境界もはっきりしてきます 。平らな状態が続くことがほとんどですが、長期間経過すると、皮膚の細胞が少しずつ厚みを増し、前述の「脂漏性角化症」へと変化していくこともあります 。

皮膚科医に相談すべき危険なサイン

老人性色素斑自体は良性であり、がん化することはありません 。しかし、最も注意すべきなのは、悪性黒色腫(メラノーマ)などの皮膚がんを、ただのシミと思い込んでしまうことです 。シミが「良性」であるという安心感が、かえって危険なサインを見過ごすことにつながる可能性があります。「このシミは老人性色素斑だろうか?」と考えるだけでなく、「この新しいシミが、本当に老人性色素斑であると断言できるだろうか?」という視点を持つことが、早期発見のために極めて重要です。
もし、ご自身のシミに以下のような変化が見られた場合は、すぐに皮膚科を受診してください。

  • 急に大きくなる
  • 形が左右非対称で、輪郭がギザギザしている
  • 一つのシミの中に、茶色や黒、赤、白など複数の色が混じっている
  • 色が急に濃くなる、あるいは色むらが出てくる
  • 出血する、じくじくする、かさぶたができる
  • これまでなかった場所に、新しいシミやほくろができた

老人性色素斑の原因

なぜ、ある日突然シミが現れるのでしょうか。その背景には、お肌の中で長年にわたって繰り広げられてきた、紫外線との攻防の歴史があります。

主犯は「生涯に浴びた紫外線」

老人性色素斑の根本的な原因は、一度の強い日焼けではなく、子供の頃から生涯を通じて浴び続けてきた紫外線のダメージが蓄積した結果です 。太陽光はもちろん、日焼けサロンなどの人工紫外線も同様にダメージの原因となります 。

肌の内部で起こっている2つの変化

シミができるメカニズムは、肌内部の「工場の暴走」と「清掃員の減速」という2つの出来事が重なることで説明できます。

  1. メラニン工場の過剰生産: 私たちの肌には、紫外線から細胞核を守るために「メラニン」という黒い色素を作り出す「メラノサイト」という細胞があります 。紫外線を浴びると、このメラノサイトが活性化し、メラニンを生産します。これが日焼けの正体です。しかし、長年繰り返し紫外線を浴び続けると、一部のメラノサイトがダメージによって誤作動を起こし、常にメラニンを過剰に作り続ける「暴走状態」になってしまいます 。
  2. 肌の清掃システム(ターンオーバー)の遅れ: 健康な肌は、約28日周期で新しい細胞に生まれ変わる「ターンオーバー」という仕組みを持っています 。この過程で、メラニンを含んだ古い角質は垢となって自然に剥がれ落ちていきます。若い頃はこの「清掃システム」が効率よく働くため、メラニンが肌に溜まることはありません。しかし、加齢とともにこのターンオーバーのサイクルは徐々に遅くなっていきます 。

この2つの現象が重なった時、シミは姿を現します。つまり、「メラニン工場」が過剰に色素を作り出しているにもかかわらず、「清掃員」であるターンオーバーが追いつかず、排出しきれなかったメラニンが特定の場所に蓄積してしまうのです 。これが老人性色素斑の正体です。
40代頃にシミが急に増えたように感じるのは、この「ダメージの蓄積」と「ターンオーバーの遅れ」という2つの要因が、肌の自己修復能力の限界点、いわば「臨界点」を超えたサインと考えることができます。

その他の要因

紫外線の影響が最も大きいですが、以下のような要因もシミのできやすさに関係しています。

  • 肌の色: 色白の人はメラニンによる防御機能が相対的に低いため、紫外線の影響を受けやすく、シミができやすい傾向があります 。
  • 遺伝: シミのできやすさには、遺伝的な体質も関係していると考えられています 。
  • 生活習慣: 喫煙や栄養の偏り、ストレス、睡眠不足などは、肌のターンオーバーを乱し、肌の修復能力を低下させるため、間接的にシミの発生を助長する可能性があります 。

治療方法

できてしまった老人性色素斑は、医療機関での治療によって薄くしたり、取り除いたりすることが可能です。ここでは代表的な治療法をご紹介しますが、どの治療が最適かはシミの状態やライフスタイルによって異なります。

治療の前に最も重要なこと:まずは正しい診断を

治療を始める前に、必ず皮膚科の専門医による診断を受けてください 。そのシミが本当に老人性色素斑なのか、あるいは肝斑や他の疾患ではないかを見極めることが、安全で効果的な治療への第一歩です。特に肝斑に強いレーザーを照射すると、かえって悪化させてしまうリスクがあります。

エネルギーを用いた治療:レーザーと光治療

  • Qスイッチレーザー / ピコレーザー: シミ治療のゴールドスタンダードです。非常に短い時間で高いエネルギーをシミに照射し、メラニン色素だけを選択的に破壊します 。破壊されたメラニンは、体内の細胞によって少しずつ分解・排出されます。Qスイッチルビーレーザーピコレーザー
  • 特徴: 輪ゴムで弾かれたような痛みを感じます。治療後、シミの部分は薄いかさぶたになり、7~10日ほどで自然に剥がれ落ちます 。多くの場合、1~2回の治療で高い効果が期待できます。ピコレーザーは、より短い時間で照射するため、熱によるダメージが少なく、治療後の色素沈着のリスクを軽減できるとされています 。
  • IPL(光治療): レーザーが単一の波長の光であるのに対し、IPLは幅広い波長の光を照射する治療法です 。シミだけでなく、赤みやそばかす、肌全体のくすみなど、複数の肌悩みに同時にアプローチできるのが特徴です。
  • 特徴: レーザーほどの強い痛みはなく、ダウンタイムもほとんどありません。治療後、シミが一時的に濃くなり、マイクロクラストと呼ばれる微細なかさぶたとなって数日でポロポロと剥がれ落ちます 。効果を実感するには、複数回の治療が必要です。

塗り薬による治療(医療機関での処方)

  • トレチノイン: ビタミンA誘導体の一種で、肌のターンオーバーを強力に促進する作用があります 。これにより、表皮に溜まったメラニン色素の排出を早めます。数ヶ月単位での治療が必要で、治療中は赤みや皮むけといった反応が出ることがあります。HQ・トレチノイン療法ゼオスキンヘルス
  • ハイドロキノン: 「肌の漂白剤」とも呼ばれ、メラニンの生成を抑える働きがあります 。新しいシミができるのを防ぐとともに、今あるシミを薄くする効果が期待できます。レーザー治療後の色素沈着の予防にも用いられます。

その他の治療法

  • ケミカルピーリング: 酸性の薬剤を肌に塗布し、古い角質を剥がすことでターンオーバーを促します 。単独で老人性色素斑を完全に消すのは難しいですが、他の治療と組み合わせることで相乗効果が期待できます 。
  • 凍結療法(液体窒素): 液体窒素でシミの細胞を凍結させて破壊する方法です 。主にイボ(脂漏性角化症)の治療に用いられます。ただし、アジア人の肌質では、治療後に非常に高い確率で強い炎症後色素沈着(戻りジミ)を起こすリスクがあるため、美容目的の老人性色素斑の治療には推奨されません

どの治療法にもメリットとデメリットがあり、最適な選択は一人ひとりの状況によって異なります。「すぐに効果が欲しいけれど、1週間のテープは困る」「時間はかかってもいいから、ダウンタイムがない方法がいい」など、ご自身の希望やライフスタイルを医師に伝え、相談して決めることが重要です。
表2:老人性色素斑の治療法比較ガイド

 治療法  仕組み  適したシミ 治療回数の目安  ダウンタイム 痛みの程度 主な特徴・注意点
 ピコ/Qスイッチレーザー  強いエネルギーでメラニンを破壊  境界が明瞭な個々のシミ  1~3回  約7~14日のかさぶた 中程度(輪ゴムで弾かれる程度) 効果が高いが、炎症後色素沈着のリスクも。治療後のケアが重要。
 IPL(光治療)  幅広い光でメラニンを分解  広範囲の薄いシミ、くすみ、赤み  3~5回以上  ほぼなし(シミが一時的に濃くなる) 軽~中程度 ダウンタイムが少ない。濃いシミへの効果は限定的。
 トレチノイン(塗り薬)  ターンオーバーを促進  浅いシミ、維持療法  数ヶ月以上の継続使用  継続的な軽い皮むけ・赤み なし(刺激感あり) 効果は緩やか。医師の指導のもとで使用。
 ハイドロキノン(塗り薬)  メラニンの生成を抑制  シミの予防、レーザー後のケア  数ヶ月以上の継続使用  ほぼなし(刺激感あり) なし(刺激感なし) 他の治療との併用が多い。
 ケミカルピーリング  古い角質を除去  肌全体の質感改善  複数回  軽い皮むけ程度 軽い刺激感 シミ除去の補助的な役割。
凍結療法 液体窒素で細胞を凍結 イボ(脂漏性角化症)など 複数回 水ぶくれ、かさぶた 中程度 アジア人の肌には色素沈着のリスクが非常に高く、美容目的では非推奨。

老人性色素斑の予防方法

老人性色素斑の治療において、最も効果的で、最もコストパフォーマンスが高い方法は「予防」です。新しいシミを作らないことはもちろん、治療できれいになった肌を維持するためにも、日々の予防ケアが不可欠です 。治療後のアフターケアとして最も重要なのが、これからご紹介する予防法の実践です。

予防の基本は「徹底した紫外線対策」

老人性色素斑の最大の原因は紫外線ですから、これを防ぐことが最も重要です 。

  • 日焼け止めを正しく選ぶ・使う:
    • SPFとPAを理解する: SPFは肌を赤くする紫外線B波(UVB)を防ぐ指標、PAは肌の奥深くまで届きシミやシワの原因となる紫外線A波(UVA)を防ぐ指標です 。シミ予防にはPA値も重要です。
    • シーン別に使い分ける:
      • 日常生活(通勤、買い物、室内): SPF 20~30, PA++~+++
      • 屋外での軽いレジャー: SPF 30~50, PA+++~++++
      • 炎天下でのスポーツや海・山: SPF 50+, PA++++、ウォータープルーフタイプ
    • 正しい使い方:
      • : 顔全体でパール粒2個分(約0.8g)が目安です。量が少ないと表示通りの効果が得られません 。
      • 塗り直し: 汗をかいたり、タオルで拭いた後はもちろん、2~3時間おきに塗り直すのが理想です 。
      • 塗り忘れ注意: 耳、首の後ろ、フェイスライン、手の甲などは忘れがちなので意識して塗りましょう 。
  • 日焼け止め以外の工夫:
    • 帽子(つばの広いもの)、日傘、UVカット機能のある衣類やサングラスを活用しましょう 。
    • 紫外線が最も強い午前10時から午後2時の時間帯は、なるべく外出を避けるか、日陰で過ごすように心がけましょう 。

健やかな肌を育む生活習慣

紫外線対策と並行して、肌自体の抵抗力を高めることも大切です。

  • バランスの取れた食事: メラニンの生成を抑えたり、肌の酸化を防いだりするビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどを多く含む食品(果物、野菜、ナッツ類など)を積極的に摂りましょう 。
  • 質の良い睡眠とストレス管理: 肌のターンオーバーは睡眠中に活発になります。十分な睡眠時間を確保し、ストレスを溜めない生活を心がけることが、肌の再生能力を高めます 。
  • 正しいスキンケア:
    • 優しく洗う: ゴシゴシと強くこする洗顔は、摩擦によって微弱な炎症を引き起こし、色素沈着の原因になります。洗顔料をよく泡立て、優しく洗いましょう 。
    • しっかり保湿: 肌が乾燥するとバリア機能が低下し、紫外線のダメージを受けやすくなります。洗顔後はすぐに化粧水や乳液で保湿しましょう 。

よくある質問

Q
市販の美白化粧品でシミは消えますか?

A
いいえ、残念ながら市販の化粧品でできてしまった老人性色素斑を完全に「消す」ことはできません。日本の法律では、医薬部外品の美白有効成分は「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」効果、つまり「予防」を目的として承認されています 。今あるシミを薄くする効果や、これからできるシミを予防する効果は期待できますが、確実な除去を望む場合は医療機関での治療が必要です 。
 

Q
治療したシミは再発しますか?

A
適切に治療されたシミそのものが全く同じように再発することは稀ですが、治療後も紫外線対策を怠ると、同じ場所やその周辺に新しいシミができてしまう可能性があります 。また、レーザー治療後に一時的にシミが濃くなったように見える「炎症後色素沈着(戻りジミ)」が出ることがありますが、これは適切なケアを続けることで通常3~6ヶ月ほどで薄くなっていきます 。治療の効果を維持するためには、生涯にわたる紫外線対策が最も重要です。
 

Q
レーザー治療は痛いですか?治療後の経過は?

A
痛みはよく「輪ゴムでパチンと弾かれた程度」と表現されます。一瞬の痛みです 。治療後は、その部分が軽い火傷のような状態になり、1~2日で薄いかさぶたができます。クリニックの指示に従い、軟膏を塗って保護テープを7~10日ほど貼って過ごします 。かさぶたが自然に剥がれると、下からピンク色の新しい皮膚が現れます。この新しい皮膚は非常にデリケートなため、徹底した紫外線対策と保湿が不可欠です 。
 

Q
老人性色素斑の治療に健康保険は使えますか?

A
いいえ、老人性色素斑の治療は美容目的と見なされるため、健康保険は適用されず、自費診療となります 。ただし、太田母斑や外傷後色素沈着など、一部のあざや疾患の治療には保険が適用される場合があります 。
 

Q
自分のシミが皮膚がんではないか心配です。

A
確実な診断のためには、皮膚科専門医の診察が必要です。医師はダーモスコープという特殊な拡大鏡を使ってシミの内部構造を詳しく観察し、がんの可能性を判断します 。少しでも気になる変化があれば、自己判断せずに必ず受診してください 。
 

Q
肝斑(かんぱん)との見分けがつきません。

A
これは非常に重要なポイントです。老人性色素斑は境界がはっきりした円形のシミであることが多いのに対し、肝斑は頬骨あたりに左右対称に広がる、境界がぼんやりしたシミです 。治療法が全く異なるため、正確な診断が不可欠です。多くのクリニックでは、これらが混在しているケースも考慮して治療計画を立てます。まずは専門医に相談しましょう。

ご予約方法

予約方法

Web順番予約または予約サイトよりご予約をお取りください。
Web順番予約での一般外来でも、シミ・イボ・ホクロなどについてのご相談が可能です。
1カ月前より、シミ外来専用の予約サイトからの時間予約が可能です。
 
シミ外来ではスタッフによるカウンセリング後に、医師の診察を行っています。
診療の状況により、カウンセリング後の診察をお待ちいただくお時間が必要となりますことをご了承ください。

当日施術のご希望は空き状況によってご案内出来ないことがございます(別日の予約施術になります)
土曜日の当日施術は、特に予約施術が多いため待ち時間が長くなります。
最後の枠でのシミ外来のご予約は、麻酔ありでの施術が行えません。
詳しくは、こちらをご覧ください。→初診の方へ(Q&A)

 

 
 

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