ザガーロとは

ザガーロとは

ザガーロ(一般名デュタステリド)はAGAの治療薬です。
日本皮膚科学会のガイドラインで強く推奨されており、まず行うべき治療の一つとされています。
ザガーロは厚生労働省からも承認されている治療ですが、保険適応はないため全ての医療機関に置いて自費治療になります。
 

日本皮膚科学会が推奨するAGAでまず行うべき治療
プロペシア
ザガーロ
ミノキシジル

 
 

ザガーロはどんなお薬か

ザガーロはAGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン:男性ホルモンの一種)の産出を阻害します。
AGAでは、GHTによってヘアサイクルが短り、毛が柔らかくコシが無くなり、抜け毛が増えて行きます。
ザガーロがGHTの算出を阻害することで、抜け毛を減らし、AGAの進行を抑えます。
DHTの算出を阻害するために、プロペシアはI型5α還元酵素のみを阻害しますが、ザガーロではI型およびⅡ型の5α還元酵素を阻害します。
ザガーロの作用機序

ザガーロの発毛効果

ザガーロの発毛効果に対する研究

20~50歳までのAGA患者917名に対して、プロペシア、ザガーロ少量、ザガーロ通常量、プラセボでの治療効果を比較した。

  • プラセボに対して、プロペシアは優位な治療効果あった。
  • プロペシアに対して、ザガーロ小量は有意差がなかった。
  • プロペシアに対して、ザガーロ通常量は優位な治療効果があった。
 
デュタステリドの発毛効果

ザガーロの副作用

ザガーロの副作用に対する研究

20~50歳までのAGA患者557名に対して以下の副作用が見られた。
頻度の多かったものとして以下が見られた

  • 勃起不全 4.3%
  • 性欲減退 3.9%
  • 精液量減少 1.3%

 

ザガーロの長期投与に伴う副作用に対する研究

日本でのAGA患者120名に対する長期投与試験において以下のような副作用が見られた。

  • 勃起不全 13例(4.3%)
  • 性欲減退 10例(8.3%)
  • 精液量減少 5例(4.2%)

ザガーロの使い方

ザガーロの用法・用量

1日1回内服し、少なくとも6カ月は継続して効果判定をします。
男性成人のみ使用できます。
ザガーロを割って飲まないでください。

妊娠中の方が服用したり、割ったザガーロに触れて有効成分が吸収されたりすると男子胎児の正常発育に影響を及ぼす可能性があります。
割らない限りは、ザガーロはコーティングされているので、有効成分に触れることはありません。

 

ザガーロ使用上の注意点

前立腺がん検査でPSA値が低く出ます。

前立腺がんの健診を受ける予定のある方は、検査を実施される医師にプロペシアを内服していることをしらせてください。

日本赤十字社より以下の献血制限が行われています。

ザガーロ服用中の方は献血が出来ません。
献血時に記入する問診票に置いて、直近6カ月以内にザガーロ服用がないか確認する項目があります。
※プロペシアは1カ月だが、ザガーロは6カ月間は献血が出来ない。

よくある質問

Q
どれくらいで効果がでますか。

A
殆どの患者さんで、3~6カ月で発毛が実感できます。効果がない可能性もあります。6カ月しても抜け毛が減らない場合は休薬します。
 

Q
薄毛が改善したらやめてもいいでか。

A
治療をやめると、再び薄毛が進行します。よりコストパフォーマンスの良いコース(フィナステリドや、ジェネリック医薬品)に変更して継続するのも良いかと思います。
 

Q
服用時間は何時にすればいいですか。

A
食事の影響をうけませんので、食前、食後いつでも服用可能です。忘れずに服用するに、毎日決まった時間帯に服用することがお勧めです。
 

Q
塗り薬の育毛剤、発毛剤と一緒に使えますか。

A
大丈夫です。頭皮への塗り薬を併用することで問題になった報告はありません。
 

Q
他の薬との飲み合わせは大丈夫ですか。

A
大丈夫です。他の飲み合わせが問題になったという報告はありません。
 

Q
女性でも使えますか。

A
使えません。
妊娠中の方がデュタステリドを服用すると、男子胎児の生殖器等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。
 

参考文献

 
※1 
※2 
※3 
 

≪監修者プロフィール≫
監修医師うらた皮膚科 院長 浦田透
保有資格日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
経歴
平成23年 中京病院 研修医
平成25年 中京病院 皮膚科
平成26年 名古屋大学医学部附属病院 皮膚科
平成27年 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科
平成28年 名古屋大学医学部附属病院 医員
平成30年 名古屋大学医学部附属病院 病院助教
平成31年 名古屋大学医学部附属病院 助教
令和3年4月 うらた皮膚科 副院長
令和3年11月 うらた皮膚科 院長