水いぼとは

水いぼとは

ウイルスが皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気です。
皮膚のバリア機能が未熟で、免疫力もないため、小児に多く発症します。
2~5mm程度の大きさで、表面にツヤがあります。
数カ月~3年程度程度で自然治癒すると言われていますが、個人差が大きいため、完治までの見通しはたちません。
少ない数のうちに除去してしまうことが最も確実です。
 

水いぼの原因

伝染性軟属腫ウイルスによる表在性皮膚感染症です。
アトピー性皮膚炎や乾燥肌があると、皮膚のバリア機能が弱く多発しやすいです。
 
 

水いぼの予防対策

水いぼをうつさないために

水いぼは直接触れたり、タオルを介して、すぐにうつります。
プールの水を介してうつることはありません。
直接触れたり、タオル・浮き輪・ビート板などを共有しないようにします。

水いぼにならないために

アトピー性皮膚炎や乳児湿疹、乾燥肌のお子さんは、皮膚のバリア機能が低いためうつりやすく、多発しやすいです。
湿疹を掻きむしってしまうことで、よりバリア機能が低下します。
水いぼにならないために(特に多発を防ぐ対策として)、

  • 保湿剤によるスキンケア
  • 湿疹の治療

が重要です。
 
 

みずいぼの治療

痛みのある治療

鑷子(ピンセット)でつまんで除去

もっとも一般的な方法です。
水いぼの形によっては、上手にとることであまり痛みはありません。
痛みを緩和するためのシール麻酔(ペンレステープ®)も使用できます。
麻酔を使う場合は、張り付けてから1時間待つ必要があります。
量が多い場合は、一度に大量に除去すると患児の負担が強いため複数回に分けます。

痛みのすくない治療

経過観察

いぼは放置しても確実に治ります。
ただし、治るまでに半年~3年程度かかると言われており、治癒機関に個人差が大きいです。
その間に増え続けることもよくあります。

硝酸銀

腐食作用のある硝酸銀を自家作成して、水いぼに1個ずつ塗布します。
治癒までに複数回の治療が必要です。
※当院では行っておりません。

同時に行う治療

湿疹病変があると広がりやすいので、湿疹治療も適切に行います。
 
 

よくある質問

Q
通園・通学はできますか。

A
可能です。
出席停止が義務付けられた病気ではありません。
 

Q
プールに入っても大丈夫ですか。

A
大丈夫です。
プールの水からうつることはありません。
しかし、タオル・浮き輪・ビート版などを介してうつることがあるため、共用することは避けましょう。
通園・通学先の規則がある場合は確認しましょう。
 

WRITER 
うらた皮膚科 院長
日本皮膚科学会認定専門医