しみ治療のチャート分類

当院のシミ治療チャート

シミ治療は診断が最重要

シミ治療には、皮膚科専門医による正確な診断が大切です。
診断が間違っていると、効果が無いばかりか、悪くなることもあります。

飲み薬が効果的なシミは肝斑くらいです。
塗り薬が効果的なシミは実はたくさんありますが、薬局に置いてある塗り薬では治療は困難です。
強いレーザー治療が効果的なシミは多いですが、一部のシミには逆効果になります。
弱いレーザー治療(トーニングなど)は症例を選ばないと何度やっても変化が見られないこともよくあります。
治療効果が出やすいシミ、診断が難しいシミ、多くのケースでは複数のシミが混在しています。
シミにみえるホクロ、皮膚がんもしばしば混在しています。
シミの中にイボが混在していたり、クスミの中に赤みが混在していることも珍しくありません。
 
当院では、おひとりおひとりのご希望に応じた治療をオーダーメイドに行っています。
目立つシミをすぐにとりたい!
とにかく全てのシミ・イボを全部とりたい。ダウンタイムは気にしない!
来年の結婚式・同窓会までに出来る限り綺麗にしたい!
少しずつ現状より良くなれば良いので、ダウンタイムを抑えた治療がしたい!

シミ治療の種類

小さなシミの治療

LinkIcon ピコスポット治療
LinkIcon 塗り薬(トレチノイン)の治療
ピコスポットは1度の施術でとれることが多く、塗り薬の治療は3~4カ月お薬を継続します。

case1:ピコスポット

シミのピコスポット治療
治療内容

ピコスポットによるシミ治療

費用

ピコスポット 5,500~55,000円

顔全体 44,000~55,000円

副作用&リスク

1~2週間程度のかさぶた

色素沈着、色素脱失

case2:塗り薬

シミのトレチノイン治療
治療内容

塗り薬によるシミ治療

費用

トレチノイン 3,300円

ハイドロキノン 3,300円

副作用&リスク

赤み、乾燥、ひりつき

肝斑の治療

LinkIcon ピコトーニング・ピコフラクショナル
LinkIcon 塗り薬(トレチノイン)の治療
肝斑治療の基本は、紫外線予防、摩擦予防、トラネキサム酸内服です。
これだけでも改善していきますが、さらに積極的な治療として、ピコトーニング、ピコフラクショナル、塗り薬の治療があります。
ピコトーニングより、ピコフラクショナルがより効果的です。塗り薬は、ゼオスキンが最も強力です。

肝斑治療
  ピコトーニング ピコフラクショナル 塗り薬
肝斑 ★★ ★★ ★★★
シミ ★★ ★★★
その他の効果 トーンアップ トーンアップ
ニキビ跡・毛穴
肌質改善
ハリ
肌質改善
頻度 5~10回 5~10回 3~4カ月
注意事項 肝斑が増悪することがある 赤み、皮むけ

case1:塗り薬(ゼオスキン)

治療内容

塗り薬による肝斑治療

費用

バランサトナー 7,040~14,080円

ミラミン 14,080~28,160円

ミラミックス 13,640円

トレチノイン 3,300~19,800円

副作用&リスク

赤み、皮むけ

case2:ピコフラクショナル

治療内容

ピコフラクショナルによるシミ、肝斑治療

費用

1回26,400~33,000円

副作用&リスク

1~3日の赤み

色素沈着、色素脱失

ダウンタイムの少ない治療

LinkIcon ルメッカ
LinkIcon ピコフラクショナル
ダウンタイムを抑えた治療で、徐々にシミを薄くしていきます。
ルメッカは、従来のフォトフェイシャルに比べてより強い出力で、少ない回数での治療が可能になりました。赤みの治療も同時にできます。肝斑があるとリスクが高くなるのが難点です。
ピコフラクショナルは、肝斑増悪のリスクを抑えて、シミ治療、美肌治療、毛穴治療を行うことができます。ルメッカの方が反応が強いため、よりリスクを抑えたい方、肌質改善や毛穴治療もしたい方に向いています。

ダウンタイムの少ない治療
  ルメッカ ピコフラクショナル
シミ ★★★ ★★
肝斑 ★★
その他の効果 赤み
美肌治療
トーンアップ
ニキビ跡・毛穴

肌質改善
頻度 月1回
2~5回
月1回
5~10回

case1:ルメッカ

治療内容

ルメッカによるシミ治療

費用

1回19,800~22,000円

副作用&リスク

赤み、腫れ、かさぶた、色素沈着、肝斑の増悪

case2:ピコフラクショナル

治療内容

ピコフラクショナルによるシミ治療

費用

1回26,400~33,000円

副作用&リスク

1~3日の赤み

色素沈着、色素脱失

治療効果が高い治療

LinkIcon ピコスポット治療
LinkIcon 塗り薬(トレチノイン)の治療
LinkIcon ゼオスキン(セラピューティックプログラム)
ピコスポットは1度の施術でとれることが多く、塗り薬の治療は3~4カ月お薬を継続します。
ピコスポットはそばかすでは副作用がおこりにくく、リスクが低く治療を行えますが、普通のシミでは炎症後色素沈着が広範囲に出てしまうこともあります。そのため、レーザー治療後に、色素沈着に対する治療が必要になることもあります。
塗り薬の広範囲の治療には、ゼオスキンがお勧めです。最も治療効果が高い塗り薬の治療ですが、長期間皮むけや赤みが持続します。

case1:ピコスポット

治療内容

ピコスポットによるシミ治療

費用

ピコスポット 5,500~55,000円

顔全体 44,000~55,000円

副作用&リスク

1~2週間程度のかさぶた、赤み

色素沈着、色素脱失

case2:ピコスポット

治療内容

ピコスポットによるそばかす治療

費用

ピコスポット 5,500~55,000円

副作用&リスク

1~2週間程度のかさぶた、赤み

色素沈着、色素脱失

シミの種類

シミとは

シミは皮膚局所にメラニン色素が正常皮膚に比べて増加している状態をいいます。
メラニン色素が増加していたとしても、盛り上がりがあるものや、陥没しているもの、ほくろのような良性腫瘍、メラノーマなどの悪性腫瘍はシミには含まれません。
シミは主に老人性色素斑、肝斑、炎症後色素沈着、そばかす、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)などに分類されます。
 

シミの種類

老人性色素斑

老人性色素斑
  • 紫外線が原因で出来るシミです。
  • 中年以降にはほとんどの方に出現し、年齢とともに拡大します。
  • 一部は盛り上がって、脂漏性角化症に移行します。
  • 皮膚科を受診するシミで最も多いです。
  • 薬局で売っているシミの塗り薬・飲み薬は効果がありません。(使っている方がよくいます)

そばかす

そばかす
  • 小児期より生じ、遺伝が発症に関与していると考えられています。
  • 思春期をピークに濃くなっていき、その後だんだんと薄くなっていきます。
  • 夏の紫外線で濃くなり、冬になると薄くなります。
  • 直径3mm程度の薄茶色のシミが両頬部~鼻部に多発します
  • レーザー治療でかなりきれいになります。
  • 再発することがあります。
  • 30歳以降の女性に生じやすい、頬部の左右対称のシミです。
  • 紫外線、経口避妊薬、物理刺激(こすりすぎ)などがメラノサイトを活性化させるためと考えられています。
  • トランサミン内服治療と生活指導をまず行います。
  • それでも治らない時に、レーザー治療も検討します。
ADM
  • 思春期~中年の女性の両頬部などにみられる灰色~褐色のシミです。
  • 灰色調に見えるのはシミが深い場所にあるためです。
  • 浅いシミをターゲットにした治療(レーザーフェイシャル、IPL、トーニング、塗り薬)は効果がありません
  • 回数がかかることが多いですが、レーザー治療できれいになります。
  • 頬部の肝斑と併発することも多く、その場合は肝斑治療を先に行います。 
  • 色の薄いタイプはそばかすと勘違いされていることもあります。

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着
  • 炎症による赤みが改善した後に生じるシミです。
  • 湿疹、やけど、ケガ、レーザー治療などあらゆる皮膚の赤みの後に生じます。
  • 経過観察をすることで改善します。
  • 紫外線予防が重要です。
  • ハイドロキノン外用を使用することもあります。 
  • シミが固定化して残ってしまった場合は、レーザー治療が有効なこともあります。

ご予約方法

予約方法

Web順番予約または予約サイトよりご予約をお取りください。
Web順番予約での一般外来でも、シミ・イボ・ホクロなどについてのご相談が可能です。
1カ月前より、シミ外来専用の予約サイトからの時間予約が可能です。
 
シミ外来ではスタッフによるカウンセリング後に、医師の診察を行っています。
診療の状況により、カウンセリング後の診察をお待ちいただくお時間が必要となりますことをご了承ください。

当日施術のご希望は空き状況によってご案内出来ないことがございます(別日の予約施術になります)
土曜日の当日施術は、特に予約施術が多いため待ち時間が長くなります。
最後の枠でのシミ外来のご予約は、麻酔ありでの施術が行えません。
詳しくは、こちらをご覧ください。→初診の方へ(Q&A)

 

 
 

問診票

事前に問診票のご記入をしていただくと、その後の診察をスムーズに進めることが出来ます。LinkIcon問診票ダウンロード