多汗症のイオントフォレーシス治療とは

イオントフォレーシスとは、多汗症の部位を水道水に浸し、そこに弱い電流を流す治療法です。
通電する際に生じる水素イオンが、汗腺を障害して発汗を抑制すると考えられています。
 

  • 手のひらの多汗症治療に実施しています。
  • 保険適応となり、治療費は3割負担で1回660円となります。
  • 市内でお住いの中学生以下は無料です(子ども医療費助成制度)。

 

 臨床試験

Stolmanらの報告

患者

手のひらの多汗症患者18名

方法

週3回の治療を、3週間行った。

片手の未治療し、逆の手と発汗量を比較した。

結果

18名中15名で、イオントフォレーシス治療側の手のひらの著名な発汗量の低下を認めた。

Dahl JCらの報告

患者

手のひらの多汗症患者11名

方法

週1~5回の治療を行った。

片手の未治療し、逆の手と発汗量を比較した。

結果

6~12回(平均10回)の治療で十分な発汗低下を実感できる状態となり、発汗量は38%減少した。

2週間に1回の頻度で、3カ月間維持療法を行ったところ、発汗量は81%にまで減少した。

  

 副作用

ピリピリした痛み、発赤、小水疱といった電気熱傷による症状が生じえる。
弱い出力から徐々に増量していくようにすれべ、極めて安全に治療が可能。
 

治療の流れ

治療部位を水道水で浸し、電流を流します。
耐えられる強さまで電流を強くします。
15分程度で終了です。
イオントフォレーシス

 

よくある質問

Q
痛いですか。

A
ピリピリとした感覚はありますが、強い痛みはありません。
出力も調整可能ですので、お子様でも治療可能です。
 

Q
どれくらいの頻度で通院が必要ですか。

A
初めのうちは、週に2~3回、効果が出てきたら1~2週間に1回の通院を継続します。
 

Q
どれくらいで効果が出ますか。

A
5回ほどで効果が出始め、10回ほど行うと治療効果を実感できることが多いです。
 

Q
通院の継続が難しいです。

A
外国ではホームケアも行われており、米国では家庭用機器の購入に保険が請求できる制度があります。
日本からもインターネットなどで個人購入することも可能です。
  Dermadry®Drionic®などから購入可能です。(当院との取引関係などは無いメーカーですが、老舗の大手メーカーだと思っています。製品については直接メーカにお問い合わせください。)
当院での治療は、出力や安定性に最も優れる病院用の 厚生労働省承認機を使用して治療を行います。