多汗症のボツリヌス・トキシン注射治療
ボツリヌス・トキシン注射治療では、ボツリヌス菌が作り出すA型ボツリヌストキシンを有効成分とするお薬で治療を行います。
ボツリヌス菌を注射するわけではありませんので、ボツリヌス菌に感染するといった危険性はありません。
皮膚に注射すると汗腺の働きを抑え、過剰な発汗を抑えることがわかっています。
注射後2、3日~2週間の時間をかけて効果が現れ、効果は4~9ヶ月持続します。
治療の流れ
診察、カウンセリングを行います。基本的に初診日に施術可能です。
希望があれば、外用麻酔を使用します。
注射をします。
合併症・副作用
ワキ
- 注射手技に伴う痛みや出血。
- ボツリヌス・トキシン治療の合併症の殆どは注射局所の過度の麻痺です。
- しかし、腋窩多汗症の治療においては、麻痺を懸念する筋肉が近くに存在しないため、薬物による副作用よりも注射手技に伴う痛みや出血のほうが、合併症の中心となります。
手
- 注射手技に伴う痛みや出血。
- 手の力の入りにくさを感じる。
前額
- 注射手技に伴う痛みや出血。
- 目の開けづらさを感じる。
※ボツリヌス・トキシン注射治療について
未承認医薬品等
この治療で使用されるボツリヌス・トキシンは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認薬です。
入手経度等
当院で使用しているボツリヌス・トキシンは、韓国のメディトックス社により製造されたコアトックス(Coretox)を当院で個人輸入しております。
個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/
国内の承認医薬品の有無
重度の原発性腋窩多汗症に対して、グラクソスミスクラインのボトックスが国内で承認されています。
しわ治療に対して、アラガン社のボトックスビスタが国内で承認されています。
諸外国における安全性などに係る情報
韓国のKFDA(韓国食品医薬品安全庁)で承認されております。
料金
全て、税込みです。
初診料 | 3,300円 |
---|---|
再診料 | 1,100円 |
処置料 | 29,700円(両脇) 44,000円(両手・両足) 44,000円(額) |
麻酔料 | 1,100円 |