小児皮膚科
小さなお子さんはお肌がとてもデリケートです。
病院も嫌いですし、痛いことは苦手です。
症状をうまく伝えることも難しいので、ご両親が気付いたころにはかなり悪化していることもあります。
親御さんもお子さんのことはご自身のこと以上に心配されます。インターネットで調べた間違った知識で悪くしてしまうこともあります。
皮膚のトラブルは早期に治療することが大切です。
どんな小さなことでも気軽にご相談ください。
親御さんと協力して、お子さんの皮膚トラブルを解決致します。
小児の皮膚の特徴
皮膚が薄い
小児の皮膚は、大人の半分~3分の2程度と薄いです。
薬剤の浸透が容易になるため、弱めの塗り薬を使います。
障害物が少ないため、アザのレーザー治療は小さなうちが早くきれいに治ります。
必要なときは強い治療を行います
通常時、塗り薬は大人より弱いものを使います。
しかし、痒みが強い時は、強いステロイド外用剤を使うこともあります。
小児という理由で、弱い塗り薬治療に固執しないように、皮膚科学会からも注意喚起があります。
乾燥肌
皮膚の水分保持能力が未熟です。
そのため乾燥肌になりやすく、湿疹などの皮膚トラブルが起こりやすい環境です。
保湿が大切です
乾燥肌があると、、、
皮膚バリアの低下から、アレルゲンの皮膚侵入をきたしやすくなります。
目に見えない小さなキズから、ウイルス性イボなどにもかかりやすくなってしまいます。
皮脂分泌が多い→少ない→多い
【新生児期】
一過性に皮脂分泌量が多くなります。
そのため、脂漏部位(頭皮や顔面)の肌トラブルが起こりやすいですが、成長とともに改善します
【小児期~学童期】
皮脂の分泌は低下し、乾燥肌が肌トラブルの主体になります。
【思春期】
ホルモンの影響で再び皮脂分泌が増え、ニキビの原因になります。
免疫が弱い
大人に比べて免疫力が弱く、イボやとびひ、手足口病など様々な皮膚感染症にかかりやすい状態です。
皮膚を清潔に保つ、保湿をして皮膚の状態を健康に保つ、規則正しい生活をして免疫力低下を防ぐことが大切です。
主な皮膚感染症と登校基準
第2種感染症の登校基準
麻疹 | 解熱後3日まで出席停止 |
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風疹 | 皮膚症状がすべて改善するまで出席停止 |
水痘 | 水ぶくれが全て乾燥するまで出席停止 |
第3種感染症の登校基準
とびひ | 規定無し 体調不調の時は無理しない。幹部は覆う。 |
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みずいぼ | 規定無し |
手足口病 | 規定無し 体調不良の時は無理しない。 |
りんご病 | 規定無し 体調不良の時は無理しない。 |
単純ヘルぺス | 規定無し 体調不良の時は無理しない。患部は覆う。 |
帯状疱疹 | 規定無し 体調不良の時は無理しない。患部は覆う。 |
アタマジラミ | 規定無し 頭と頭を接触しないように。 |
疥癬 | 規定無し 手をつなぐなどの接触はさける。 |
皮膚カンジダ症 | 規定無し |