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エピデュオゲル

EPIDUO GEL
最終更新日:2026-04-22

ニキビが治らないとお悩みの方へ。強力な殺菌・ピーリング作用を持つ「エピデュオ治療」の効果、正しい塗り方、副作用(赤み・乾燥・皮むけ)への具体的な対策を詳しく解説します。保険適用時の費用目安や、ベピオ・ディフェリンとの違い、使用できない方の条件まで、治療を成功に導くための情報を完全網羅。正しい知識とケアで、繰り返すニキビを根本から改善しましょう。

ニキビのエピデュオ治療とは?毛穴や皮脂へアプローチする仕組み
ニキビのエピデュオ治療で期待できる効果と期間の目安
ニキビのエピデュオ治療の正しい使い方と塗り方の注意点
知っておきたい副作用とリスク:赤みやヒリヒリ感への対処法
ニキビのエピデュオ治療を使用できない方と生活習慣の注意点
ニキビのエピデュオ治療にかかる保険適用の費用

ニキビのエピデュオ治療とは?毛穴や皮脂へアプローチする仕組み

長年ニキビに悩まされてきた方や、市販のスキンケアでは全く症状が改善しないとお悩みの方にとって、皮膚科で処方される外用薬(塗り薬)は非常に重要な選択肢となります。その中でも、現在日本の保険診療で受けられるニキビ治療において「最終兵器」とも称される強力な治療薬がエピデュオゲルです。

ニキビの最終兵器「エピデュオゲル」の基本情報と特徴

エピデュオゲルは、ニキビ治療の主要な有効成分である「アダパレン」と「過酸化ベンゾイル」という2つの強力な成分を組み合わせた配合外用剤です。ニキビの発症には、ホルモンバランスや日々の生活におけるストレスなどにより皮脂の分泌が過剰になること、そして古くなった角質が毛穴に蓋をしてしまう「毛穴のつまり」が深く関わっています。この塞がった毛穴の内部で、皮脂をエサにしてアクネ菌が異常増殖することで、強い炎症を伴う赤ニキビへと悪化していきます。
エピデュオ治療の最大のメリットは、これら複数の根本原因に対して1本の塗り薬で同時にアプローチできる点にあります。目に見える炎症を起こした赤ニキビを治療するだけでなく、ニキビの初期段階であり肉眼では見えにくい「マイクロコメド(微小面ぽう)」と呼ばれる毛穴のつまりにも強力に作用し、ニキビの発生そのものを予防します。これまでは複数の塗り薬を順番に重ね塗りする必要があった重症のニキビに対しても、エピデュオゲルであれば1回の塗布で包括的な治療が可能となります。

ディフェリンゲル・ベピオゲルとの違いと使い分け

皮膚科で処方される代表的なニキビ治療薬には、エピデュオゲルの他にも「ディフェリンゲル」や「ベピオゲル」が存在します。これらのお薬とエピデュオゲルの違いを正しく理解することは、ご自身の肌状態に合った治療方針を把握する上で非常に重要です。エピデュオゲルは、ディフェリンの主成分(アダパレン)とベピオの主成分(過酸化ベンゾイル)の両方を1つのチューブにまとめた「合剤」です。

   主な有効成分  作用の仕組みと期待できる効果 特徴と使い分けのポイント
 ディフェリンゲル  アダパレン  皮膚の角化(角質が厚くなること)を抑え、毛穴の詰まりを改善します。 白ニキビ・黒ニキビなど初期段階のニキビや、炎症が治まった後の維持療法に適しています。
 ベピオゲル  過酸化ベンゾイル  アクネ菌への強力な殺菌作用と、ピーリング(角層剥離)作用を持っています。 炎症を起こした赤ニキビの治療や、従来の抗菌薬が効かない耐性菌の治療に適しています。
 エピデュオゲル  上記2成分の配合  毛穴の詰まり改善と、強力な殺菌・ピーリング作用の相乗効果を発揮します。 2つの成分が同時に作用するため最も高い治療効果が期待できる反面、刺激も出やすいため注意が必要です。

単剤(1つの成分だけの薬)を複数処方されて併用する場合と比較して、エピデュオ治療は塗る手間が大幅に省けるという利便性があります。一方で、2つの強力な成分が合わさっているため、赤みや乾燥などの副作用が単剤よりも強く出やすいという側面も持ち合わせています。そのため、皮膚科医の指導のもとで肌の状態を見極めながら、正しい用法を守って使用することが強く求められます。

ニキビのエピデュオ治療で期待できる効果と期間の目安

エピデュオ治療を成功に導くためには、お薬がどのようにニキビを治していくのかという仕組みと、どのくらいの期間で効果が現れるのかというスケジュール感をあらかじめ知っておくことが不可欠です。

アクネ菌の殺菌と毛穴のつまりを改善するメカニズム

エピデュオゲルに含まれる「アダパレン」は、レチノイド(ビタミンA誘導体)に似た働きを持ち、皮膚のターンオーバーに働きかけて角化を正常に整えます。これにより、皮脂の通り道である毛穴のつまりを根本から解消し、新しいニキビができるのを防ぎます。
同時に配合されている「過酸化ベンゾイル」が、毛穴の中で増殖したアクネ菌を強力に殺菌し、炎症を素早く鎮めます。一般的な抗生物質(抗菌薬)の塗り薬を長期間使用すると、薬が効かなくなる「耐性菌」が発生してしまうという問題がありますが、過酸化ベンゾイルはフリーラジカルという酸化作用を利用して物理的に細菌を破壊するため、長期間使用しても耐性菌が発生しないという極めて優れたメリットを持っています。これらの相乗効果により、いちご鼻や毛穴の黒ずみ改善、さらにはメラニンを皮膚の外へ排出することによるニキビ跡の黒いシミのケアにも一定の効果が期待できます。

効果を実感するまでの期間と、維持療法が必要な理由

エピデュオ治療において、多くの方が途中で挫折してしまう最大の原因が「ニキビが治る前に、副作用の辛さで薬をやめてしまうこと」です。エピデュオゲルの効果は、数日塗っただけで劇的に現れる魔法のようなものではありません。
治療の経過としては、使い始めてから最初の2週間から1ヶ月間は、ニキビが減る効果よりも、赤みや皮むけなどの「刺激症状」が目立ちやすい時期となります。その後、徐々に肌が薬の成分に慣れてくるとともに炎症が治まり、毛穴のつまりが解消されてニキビが減り始めます。そのため、まずは「2週間から3ヵ月間」は根気よく治療を継続し、効果を判定することが推奨されています。もし3ヵ月継続して使用しても全く症状の改善が見られない場合には、医師の判断で使用を中止し、別のアプローチを検討する必要があります。
また、目に見えるニキビが治ったからといって、自己判断ですぐに治療をやめてはいけません。ニキビは毛穴の病気であり、皮膚の表面が綺麗になったように見えても、皮膚の下には次のニキビの予備軍(マイクロコメド)が潜んでいます。再発を防ぎ、ニキビができにくい健やかな肌質を根本から作るためには、医師の指示に従い、数ヶ月から年単位での継続使用(維持療法)を行うことが何よりも大切です。
 

エピデュオのニキビ患者3855名の研究結果

12歳以上で、顔面の赤ニキビが20~50個、白ニキビが30~100個のニキビ患者3855名が参加した。
エピデュオ、アダパレン、BPO、ゲル基剤を比較して効果と安全性を比べた。

エピデュオの皮疹の改善率

12週目に「ニキビが殆ど消退した患者の割合」を比較した。

エピデュオゲル群が33.1%、アダパレン0.1%ゲル群が20.0%、BPO2.5%ゲル群が23.1%、ゲル基剤群が14.2%であった。

エピデュオゲル群は8週目および12週目において、他の薬剤に対して有意な差が認められた。

エピデュオの皮疹の数の減少率

12週目に「ニキビの数の減少率」を比較した。

エピデュオゲル群が -59%、アダパレン0.1%ゲル群が-47%、BPO2.5%ゲル群が -46%、ゲル基剤群が -33%であった。
エピデュオゲル群は1週目以降すべての評価時点で、他の薬剤に対して有意な差が認められた。

ニキビのエピデュオ治療の正しい使い方と塗り方の注意点

エピデュオゲルは非常に優れた治療効果を持つ反面、使い方を誤ると強い肌トラブルを招くおそれがあります。副作用を最小限に抑え、効果を最大限に引き出すための正しい使用方法を詳しく解説します。

1日1回・洗顔後の正しい塗布手順と1FTU(適量)の目安

エピデュオゲルは、原則として「1日1回、夕方から就寝前の洗顔後」に使用します。お薬の成分が肌にある状態で直射日光(紫外線)に当たると、皮膚への刺激が強く増してしまう可能性があるため、朝や日中の塗布は避け、必ず夜のお手入れ時に使用してください。「早く治したいから」という焦りから1日に2回以上塗ることは絶対に禁止されています。回数を増やしても治療効果は上がらず、副作用のリスクのみが急激に跳ね上がるためです。


お顔全体に塗る場合の適量は「1FTU(Finger Tip Unit:フィンガーチップユニット)」と呼ばれます。これは、お薬のチューブから人差し指の先端から第一関節まで一直線に絞り出した量(約0.5g)を指します。洗顔後の清潔な肌に、この量をニキビができやすい顔全体に優しく面で塗り広げます。強くすり込んだり、力強く揉み込んだりする必要はありません。
ただし、使い始めの初日からいきなり顔全体に1FTUを塗ると、刺激が強すぎて肌が真っ赤になってしまうことがあります。そのため、最初の数日間は「狭い範囲に、米粒大やあずき大の量を点で置く」ところからスタートし、肌が慣れてきたら数日かけて少しずつ量と範囲を増やしていくのが、副作用で失敗しないための重要なコツです。また、お薬には強力な漂白作用があるため、塗り終わった後は必ず石鹸で手をしっかりと洗い流してください。

肌を保護する保湿のタイミングと、紫外線対策の徹底

エピデュオ治療における最も重要な副作用対策が「徹底した保湿」です。エピデュオゲルは角質を剥がすピーリング作用を持つため、皮膚のバリア機能が一時的に低下し、肌内部の水分が逃げやすく、極度に乾燥しやすい状態になります。
お薬を塗る前の「事前の保湿」が非常に効果的です。洗顔後、まずは化粧水や乳液などの保湿剤で肌に水分のベールを作り、その上からエピデュオゲルを塗ることで、薬の成分が急激に肌へ浸透するのを防ぎ、ヒリヒリとした刺激を和らげることができます。使用するスキンケア用品は、皮膚のバリア機能を強化する「セラミド」や「ヒアルロン酸」が配合された高保湿なものが適しています。また、ニキビの原因になりにくいことがテストで確認されている「ノンコメドジェニックテスト済み」の製品を選ぶとさらに安心です。皮膚科で医療用保湿剤(ヘパリン類似物質など)が一緒に処方された場合は、必ず医師の指示通りに併用してください。
さらに、治療期間中は角質が薄くなっているため、肌が通常よりも紫外線に対して非常に敏感になります。無防備な状態で強い日光を浴びると、深刻な赤みや色素沈着(シミ)の原因となるため、外出時は天候にかかわらず必ずSPF20以上の日焼け止めを使用し、帽子や日傘を活用して物理的に直射日光を遮る工夫を徹底してください。

知っておきたい副作用とリスク:赤みやヒリヒリ感への対処法

強い作用を持つ医薬品には、必ず副作用のリスクが伴います。しかし、あらかじめどのような症状が出るかを知り、適切な対策を講じることで、多くの方が安全に治療期間を乗り越えることができます。

使い始めに起こりやすい刺激症状(乾燥・皮むけ)の経過

エピデュオゲルの副作用は、「使い始めてからの最初の2週間」に最も強く集中して現れるのが最大の特徴です。具体的には、皮膚の乾燥、突っ張り感、ヒリヒリとした痛みや刺激感、赤み(発赤)、そして皮膚がポロポロと剥がれ落ちる皮むけ(皮膚剥脱)といった「しげき症状」が高頻度で発生します。
これらは、お薬の有効成分が正常に働き、古い角質が剥がれ落ちて新しい健やかな肌に生まれ変わろうとしている過程で起こる反応でもあります。多くの場合は軽度で一時的なものであり、1ヶ月ほど使い続けるうちに肌がお薬に順応し、徐々にしげきを感じる頻度や強度は減っていきます。症状が出たからといって自己判断ですぐに治療を諦めてしまうのではなく、まずは保湿を徹底し、塗る量や頻度(1日おきにするなど)を減らして肌を慣らす工夫をしてみてください。

刺激が強い場合のショートコンタクトセラピー(短時間接触療法)

どうしてもヒリヒリ感が辛く、お薬を塗ったまま眠ることができないという敏感肌の方には、「短時間接触療法(ショートコンタクトセラピー)」というテクニックが推奨されています。
これは、洗顔と保湿の後にエピデュオゲルを塗布し、15分経過した時点で水やぬるま湯で洗い流してしまうという方法です。わずか15分間肌に接触させるだけでも、有効成分は毛穴の奥に十分に浸透し、アクネ菌に対する殺菌効果や毛穴のつまり改善効果を発揮します。洗い流すことで、皮膚表面に残ったお薬による長時間の過剰な刺激や、寝ている間の過度な乾燥(経表皮水分蒸散)を防ぐことができるため、治療導入期の辛い副作用を劇的に軽減できる画期的な対策法です。肌が慣れて刺激を感じなくなってきたら、徐々に塗布したままにする時間を延ばし、最終的には洗い流さずに就寝できるよう移行していきます。

通常の副作用と「かぶれ(接触皮膚炎)」の見分け方

注意しなければならないのは、我慢して使い続けて良い「通常の副作用(しげき症状)」と、直ちに使用を中止すべき「アレルギー反応(かぶれ・接触皮膚炎)」を見極めることです。かぶれは100人中3人程度の割合で発生する可能性があります。

   一般的なしげき症状(通常の副作用)  かぶれ・アレルギー反応(接触皮膚炎)
 赤みの程度  薬を塗った部分を中心とした、ほんのりとした赤み  顔全体が真っ赤に腫れ上がるような、異常に強い赤み
 痛みの種類  ヒリヒリ、チクチクとした一時的な刺激感  我慢できないほどの強いかゆみ、熱感
 皮膚の状態  カサカサとした乾燥、薄い皮むけ、粉をふく  ジュクジュクと体液が出る、ひどい腫れや発疹
対応方法 保湿の強化、塗布量の減量、15分での洗い流しで様子を見る 直ちに使用を中止し、速やかに皮膚科を受診する

上記表にある「かぶれ」のサインが見られた場合は、決して無理をして使い続けず、すぐにお薬を水で洗い流した上で、早急に処方を受けた医療機関に相談してください。

日本人417名に対して行った国内第III層試験の副作用

エピデュオゲル群で212例中27例(12.7%)、アダパレン0.1%ゲル群で101例中3例(3.0%)、BPO2.5%ゲル群で104例中7例(6.7%)の副作用が見られた。

エピデュオの強い副作用

日本人417名に対して行った国内第III層試験では、エピデュオゲル群で9例(皮膚刺激8例、アレルギー性皮膚炎1例)、アダパレン0.1%ゲル群で1例(皮膚刺激)、BPO2.5%ゲル群で3例(アレルギー性皮膚炎、日光皮膚炎、接触性皮膚炎が各1例)に投与中止に至る副作用が認められた

尚、本試験において重篤な副作用は認められなかった。

エピデュオの皮膚の刺激反応

エピデュオゲル群はアダパレン0.1%ゲル群、BPO2.5%ゲル群よりも、局所刺激性の発現した割合が高い。

ニキビのエピデュオ治療を使用できない方と生活習慣の注意点

エピデュオゲルは極めて強力な医薬品であるため、患者様の体質や生活環境によっては使用が禁じられている方(禁忌)、または使用部位に厳格な制限が設けられています。

妊娠中・授乳中の方や、特定の皮膚疾患がある方への禁忌

エピデュオゲルに含まれる成分のひとつ「アダパレン」はビタミンA誘導体であり、動物実験において胎児への催奇形性(奇形を引き起こすリスクや過剰肋骨の発生頻度増加)が報告されています。そのため、妊娠中の方、または妊娠している可能性のある女性は絶対に使用することができません。また、授乳中の女性についても、成分が母乳へ移行する懸念があるため、原則として使用は控える必要があります。治療期間中に妊娠が判明した場合、あるいは妊娠を計画している場合は、直ちにエピデュオゲルの使用を中止し、速やかに担当医師に報告してください。
さらに、お顔に塗る際にも、皮膚が薄く非常にデリケートな部位には絶対に薬が付着しないよう注意が必要です。具体的には、眼の周り(まぶた、目の下)、口唇(唇とそのすぐ周囲)、小鼻(鼻翼)や鼻の穴の粘膜などが該当します。加えて、切り傷やすり傷、湿疹(エキゼマ)が出ている部位への塗布も症状を悪化させる恐れがあるため避けてください。万が一、誤って目に入ってしまった場合は、決して手でこすらず、直ちに大量の流水で洗い流してください。異物感や痛みが残る場合は眼科医の診察を受ける必要があります。また、12歳未満の子供に対する安全性は確立されていないため、基本的には使用が推奨されていません。

衣服の漂白リスクと、ストレスなど乱れた生活習慣の見直し

日常生活の中で特に注意すべき物理的リスクとして「漂白作用」が挙げられます。成分である過酸化ベンゾイルには、衣服や布製品の染料を抜いてしまう強力な漂白(脱色)作用があります。お薬が付着した手で触れたり、顔に塗った薬がこすれたりすると、髪の毛や眉毛、衣類、タオル、枕カバーなどが色落ちしてしまう恐れがあります。この現象を防ぐため、塗布後は手を石鹸で念入りに洗い、就寝時の枕カバーやタオル、パジャマは漂白されても問題のない「白色のもの」を使用するという対策が非常に有効です。
また、いくら強力なエピデュオ治療を行っていても、ニキビの根本原因である生活習慣が乱れていては治療効果が半減してしまいます。睡眠不足や過度なストレスは、男性ホルモンを活性化させて皮脂の分泌を異常に増加させ、ニキビを悪化させる大きな要因となります。一部のクリニックでは、お薬の使用方法を守れない方や、過度な飲酒習慣があるなど非常に乱れた生活習慣を送っている方に対しては、治療効果が期待できないとしてニキビ治療自体をお勧めしない方針をとっているほどです。エピデュオ治療を開始する際は、同時に質の高い睡眠をとり、ストレスを溜め込まない生活習慣へと見直すことが、美しい肌を取り戻すための最短ルートとなります。

ニキビのエピデュオ治療にかかる保険適用の費用

継続的に治療を行う上で、経済的な負担も非常に重要な判断材料となります。エピデュオゲルは日本の公的医療保険が適用されるお薬であるため、美容クリニック等での高額な自由診療によるニキビ治療と比較して、非常にリーズナブルな費用で高い効果を得ることが可能です。

エピデュオゲル1本あたりの薬価と3割負担時の費用目安

診療報酬改定に基づく薬価基準において、エピデュオゲルの薬価は1グラムあたり約98.9円〜118.30円(改定年度により変動)に設定されています。通常、皮膚科で処方されるお薬のチューブ1本は15グラム入りとなっています。

   金額・費用の目安
 エピデュオゲル(15g入り)1本の薬価  約1,483.5円 (全額負担の場合)
 保険適用時(3割負担)の薬剤費 445円/1本
 保険適用時(1割負担)の薬剤費 148円/1本
※上記表の金額はあくまで「薬剤そのものの費用」の目安です。実際の調剤薬局でのお支払いには、この薬剤費に加えて、調剤技術料や薬学管理料が加算されます。また、皮膚科を受診する際の初診料や再診料、処方せん料なども別途必要となります。それでも、1ヶ月あたり数百円から千円程度の薬剤費負担でこれほど強力なニキビ治療が受けられるのは、保険診療ならではの極めて大きなメリットと言えます。

1本でどのくらい持つか?使用期間の目安と継続のコツ

お顔全体に対して、標準的な適量である1FTU(約0.5グラム)を1日1回正しく使用した場合、15グラム入りのチューブ1本は計算上「約30日間(約1ヶ月)」使用できることになります。
ただし、治療開始直後の数週間は、強い副作用を避けるために「米粒大」などのごく少量から使い始めることが推奨されています。そのため、最初の1本目は1ヶ月半から2ヶ月程度持つことが一般的です。肌がすっかりお薬に慣れて、お顔全体にしっかりと塗れるようになってからは、月に1〜2本を消費するペースが標準的な目安となります。お薬代を節約しようとケチって少なすぎる量を塗ってしまうと、アクネ菌への殺菌効果やピーリング効果が十分に得られず、結果的に治療期間が長引いてしまいます。肌が慣れた後は、医師の指示通りの適量(1FTU)を毎晩しっかりと使い切っていくことが、治療を最短で成功させるためのコツです。

≪監修者プロフィール≫
監修医師うらた皮膚科 院長 浦田透
保有資格日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
経歴
平成23年 中京病院 研修医
平成25年 中京病院 皮膚科
平成26年 名古屋大学医学部附属病院 皮膚科
平成27年 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科
平成28年 名古屋大学医学部附属病院 医員
平成30年 名古屋大学医学部附属病院 病院助教
平成31年 名古屋大学医学部附属病院 助教
令和3年 うらた皮膚科