酒さのメトロニダゾール治療とは
酒さのメトロニダゾール治療
メトロニダゾール(ロゼックスゲル)の外用治療は、欧米では長年標準治療として使用されている歴史のある治療法です。
アメリカでは、1988年に承認されています。
日本でも、2022年5月26日に保険適用となりました。
ニキビのような赤いポツポツ(丘疹、膿疱)が見られるときに特に効果的です。
赤み(毛細血管拡張症)への効果はあまりありません。
副作用が少ないことでも知られています。
ロゼックスゲルの使い方
1日2回塗布します。
使用後2~4週間で効果がみられます。
メトロニダゾールの効果
メトロニダゾール外用薬の臨床試験
治療方法 | 【第1段階】 113名の紅斑毛細血管拡張型酒さ患者に、低用量抗生剤とメトロニダゾール併用治療を行った。 【第2段階】 第1段階で効果のあった患者に対して、メトロニダゾール外用薬治療を6ヶ月行った。 偽薬群と比較した。 |
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結果 | 【第1段階】 67名(59%)が丘疹・膿疱の完全消失を達成。 104名(92%)が丘疹・膿疱が減少した。 82名(73%)が赤みが改善した。 【第2段階】 再発は、メトロニダゾール外用群で23%(39名中9名)、偽薬群で42%(43名中18名)だった。 紅斑の再燃は、メトロニダゾール外用群で55%、偽薬群で74%。 丘疹・膿疱の再燃も、メトロニダゾール外用群で優位に少なかった。 |
アメリカでは1988年に承認されています。
日本でも2022年に保険適用になりました。
メトロニダゾールの費用
全て、税込みです。
薬剤料 | 軟膏10g 2,200円 |
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