酒さのミルバソゲル治療とは
酒さのミルバソゲル治療
ミルバソゲルはブリモジニンを主成分とする塗り薬です。
欧米では酒さの赤み症状に対しての第一選択治療のひとつとされています。
酒さの赤みは毛細血管が拡張した状態になっており、ミルバソゲルは毛細血管を収縮させる働きがあるため赤みを改善させることが出来ます。
ミルバソゲルの使い方
1日1回朝に塗布します。
効果は数分で実感でき10時間程度持続します。
薬の効果が切れたときに、赤みが強くでることがあり、酒さが悪化したように感じる方もいますが、徐々に改善していきます。
ブリモジニン外用薬(ミルバソゲル)の効果
ブリモニジン外用薬の臨床試験
治療方法 | 269名の紅斑毛細血管拡張型酒さ患者に、0.5%ブリモニジン外用治療を行った。 4週間1日1回塗布し、1日目・15日目、29日目の塗布後12時間までの赤みの程度を評価した。 |
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結果 | 【第1段階】 0.5%ブリモジニン外用薬は、 塗布後30分後から赤みの改善効果を示し、その効果は10時間ほど持続した。 29日後にも、コントロール群に比べて優位な改善をした。。 赤みの5段階評スケールでは、29日目の塗布3時間後に、75.5%の患者が1段階以上の改善、30.2%の患者が2段階以上の改善を認めた。 |
アメリカでは紅斑毛細血管拡張型酒さの第一選択薬として承認されており、有効性・安全性も確認されています。
日本では未承認薬のため、自費診療となります。
ミルバソゲルを使用できない方
- 妊娠中の方
- 授乳中の方
ミルバソゲルの副作用
赤み、乾燥、痒み、灼熱感などを生じることがあります。
ミルバソゲルの費用
全て、税込みです。
薬剤料 | 10g 10,000円 |
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※ミルバソゲル治療について
未承認医薬品等
この治療で使用されるミルバソゲルは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認薬です。
入手経度等
当院で使用しているミルバソゲルは、フランスのガルデルマ社により製造されたものを当院で個人輸入しております。
個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/
国内の承認医薬品の有無
ミルバソゲルは、国内においては承認されていません。
諸外国における安全性などに係る情報
米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)をはじめ、諸外国で承認されております。