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足底のほくろ

FOOT MOLE
最終更新日:2025-10-19

ふと足の裏を見たとき、今まで気づかなかったほくろを見つけて、ドキッとした経験はありませんか。「足の裏のほくろは癌になる」という話を耳にしたことがある方も多く、不安に感じてしまうのは当然のことです。
しかし、結論から言うと、足の裏にあるほくろのほとんどは、心配のいらない良性のものです 。
この記事では、なぜ足の裏のほくろが危険と言われるのか、その医学的な背景を解き明かし、ご自身でできるチェック方法から、専門医による診断・治療の流れまで、わかりやすく解説します。正しい知識を身につけ、ご自身の体を守るための一歩を踏み出しましょう。

足の裏のほくろが危険といわれるのは
メラノーマはなぜ危険なのか
悪性を疑うpoints
足底ほくろの悪性の見分け方
治療方法
予防方法
当院の役割
よくある質問

足の裏のほくろが危険といわれるのは

足の裏のほくろが危険といわれる理由

「足の裏のほくろは癌化しやすい」という話は、単なる迷信というわけではなく、医学的な事実に少しだけ関連しています。ただし、その解釈には注意が必要です。
まず理解すべき重要な点は、足の裏にできたほくろ(医学的には母斑細胞母斑・色素性母斑といいます)が、他の場所にあるほくろに比べて特別に癌化しやすいという科学的な根拠はないということです 。危険と言われる本当の理由は、癌の種類とその発生場所にあります。
懸念されるのは、「メラノーマ(悪性黒色腫)」という、非常に悪性度の高い皮膚がんです 。メラノーマは日本人全体で見ると稀ながんで、人口10万人あたり約2人という発生頻度です 。しかし、日本人に発生するメラノーマの中で最も多いタイプが「末端黒子型メラノーマ」と呼ばれるもので、全体の約40%を占めます 。そして、このタイプは名前の通り、手足の末端、つまり足の裏、手のひら、爪の下といった場所にできやすいという特徴があるのです 。
つまり、「足の裏のほくろが癌に変わりやすい」のではなく、「もしメラノーマができるとしたら、日本人の場合は足の裏にできる可能性が高い」というのが正確な理解です。
この事実に加えて、もう一つの大きな問題があります。それは、足の裏が日常的に自分の目で確認しにくい「死角」であるという点です 。腕や顔のほくろは毎日鏡で見る機会がありますが、足の裏をじっくり観察する習慣がある人は少ないでしょう。そのため、新しいほくろのようなものができたり、既存のものに変化が生じたりしても、長期間気づかずに放置されてしまう危険性があります 。メラノーマは早期発見が治療の鍵を握るため、この「発見の遅れ」が、足の裏のほくろが危険と言われる最大の理由なのです。

足の裏のほくろが実は危険とはいえない理由

人種によるメラノーマ患者数の違い

メラノーマは紫外線の影響により発生しやすくなります。
皮膚のメラニンは紫外線ダメージを防御するために有効です。
そのため、人種別でのメラノーマのなりやすさは、以下の表のように非常に差があります。
悪性黒色腫は、日本では10万人に2名程度のレアキャンサーに分類されます。
一方で、欧米ではメラノーマはメジャーながんです。
米国の2025年の統計では、乳がん、前立腺がん、肺がん、大腸がんについで悪性黒色腫は5番目に多いがんとされています。
表1:米国での人種別メラノーマ罹患率(新規患者数/10万人・年)

白人(Non-Hispanic White)

およそ30前後(例:2021年 30.2) PMC

アジア系(Asian / Pacific Islander)

約1〜2(例:2021年 1.2) PMC

黒人(Non-Hispanic Black)

約1前後(例:2021年 0.9) PMC

人種によるメラノーマの病型割合の違い

『足の裏のほくろが危険とは言えない理由』ですが。
米国のデータでは足の裏にメラノーマが出来る末端黒子型は、全体の1-3%の頻度とされており、メラノーマのうち足の裏は決して多く部位ではないことがわかります。
日本では末端黒子型が40%と非常に多いですが、米国と比べると全体のメラノーマ患者数が約30倍少ないため、日本とアメリカで足の裏のメラノーマの患者数を比べると同程度ということになります。
つまり、足の裏にできやすいというよりは、正確に表現すると、『日本では体幹(露光部)のメラノーマが少ないため、相対的に足の裏の割合が多い。しかし割合が多いだけで、数が多いわけでは無い。』ということになります。

タイプ別 米国(西洋人集団) 日本
 表在拡大型黒色腫 (SSM)  65% - 70% 20.5%
 結節型黒色腫 (NM)  10% - 20% 10.0%
 悪性黒子型黒色腫 (LMM)  5% - 15% 8.1%
 末端黒子型黒色腫 (ALM)  1% - 3% 40.4%

 

ほくろの癌(メラノーマ)はなぜ危険なのか

メラノーマが他の皮膚がんと一線を画し、特に危険視されるのには明確な理由があります。それは、その驚異的な増殖スピードと転移能力にあります。
メラノーマは、皮膚の色を作る細胞「メラノサイト」ががん化したものです 。そのため、見た目がほくろに似ていることが多いのですが、その性質は全く異なります。一般的な皮膚がんが比較的ゆっくりと成長し、発生した場所に留まる傾向があるのに対し、メラノーマは早い段階から皮膚の奥深くへと垂直に浸潤していく特徴があります 。
皮膚の深い層には、リンパ管や血管が張り巡らされています。メラノーマがそこまで到達すると、がん細胞はリンパや血液の流れに乗って全身へと旅立ち、リンパ節、肺、肝臓、骨、そして脳といった重要な臓器に転移(遠隔転移)してしまうのです 。恐ろしいのは、表面のシミがまだ小さく見える段階でも、すでに転移が始まっている可能性があることです。その進行は非常に速く、診断から1〜2ヶ月で全身の状態が大きく変わることも少なくありません 。
このため、メラノーマの危険性を判断する最も重要な指標は、表面上の直径の大きさではなく、皮膚の奥にどれだけ深く潜っているかを示す「腫瘍の厚さ(ブレスローの厚さ)」です 。例えば、腫瘍の厚さが1mm未満の早期段階で発見されれば、適切な手術で完治する可能性が非常に高く、5年生存率は約99%と報告されています 。しかし、発見が遅れてリンパ節への転移が起こると生存率は大きく下がり、さらに遠隔転移が起こったステージIVでは約35%にまで低下します 。
この「深さ」と「速さ」こそがメラノーマの脅威の本質であり、たとえ小さな変化であっても見逃さず、一刻も早く専門医に相談することがいかに重要であるかを物語っています。

ほくろの癌の見分け方

メラノーマの早期発見において最も強力な武器は、ご自身やご家族による定期的な皮膚のチェックです。専門家でなくても、危険なサインを見分けるための国際的な指標として「ABCDEルール」が広く知られています。月に一度、ご自身のほくろをこの基準に照らし合わせてみてください 。

  • A - Asymmetry (非対称性) 良性のほくろはきれいな円形や楕円形をしているのが一般的です。中心で線を引くと左右が対称になります。一方、メラノーマは形がいびつで、左右非対称なことが多いのが特徴です。まるでインクをこぼしたシミのように、不規則な形をしています 。
  • B - Border (境界) 良性のほくろは、周囲の皮膚との境界線が滑らかでくっきりしています。メラノーマの場合、境界線がギザギザしていたり、色がにじみ出すようにぼやけていたりすることがあります 。
  • C - Color (色) 良性のほくろは、通常、茶色や黒色など単一の色調で均一です。メラノーマは、一つの病変の中に黒、茶色、褐色などが混じり合い、色ムラが見られることが多くあります。時には赤、白、青といった色が含まれることもあります 。
  • D - Diameter (大きさ) 直径が6mmを超えるものは注意が必要です。これは鉛筆の消しゴム部分とほぼ同じ大きさです。もちろん、6mm以下の小さなメラノーマもありますが、一つの目安として覚えておくと良いでしょう 。
  • E - Evolving (変化) これが最も重要なサインかもしれません。以前からあったほくろの大きさ、形、色、高さなどが短期間(数週間〜数ヶ月)で変化してきた場合は、特に注意が必要です。また、平坦だったものが盛り上がってきたり、かゆみ、痛み、出血、かさぶたができるといった新しい症状が現れたりした場合も危険な兆候です 。

特に足の裏では、皮膚の溝(皮溝)に沿って色素が濃くなっている場合も、メラノーマを疑う所見の一つとされています 。
以下の表は、これらの特徴をまとめたものです。セルフチェックの際にぜひご活用ください。

 治療法  特徴   一般的なほくろ  メラノーマの疑い
 A: Asymmetry (形)  左右対称の円形や楕円形  左右非対称でいびつな形
 B: Border (境界)  輪郭が滑らかでくっきり  境界がギザギザ、色がにじみ出している
 C: Color (色)  均一な茶色や黒色   色にムラがあり、濃淡や複数の色が混在
 D: Diameter (大きさ)  通常6mm以下  直径6mmを超える、または拡大傾向
 E: Evolving (変化)  大きさや形、色に変化が乏しい  大きさ、形、色、高さが変化する、新症状(かゆみ、出血)

ABCDEルールのうち、どれか一つでも当てはまるものがあれば、自己判断せずに皮膚科専門医に相談することが重要です。

診断の流れ

「もしかしてメラノーマかも…」と不安に思ったら、まずは皮膚科を受診しましょう 。診断は、患者さんの不安を最小限に抑えながら、段階的に確実性を高めていくプロセスで進められます。いきなり大きな手術になるわけではないので、安心して受診してください。

  1. 問診と視診 まず、医師がほくろに気づいた時期、大きさや色の変化、かゆみや痛みなどの症状の有無、過去の日焼けの経験、ご家族に皮膚がんになった方がいるかなどを詳しく伺います 。その後、肉眼で病変の状態を観察します。
  2. ダーモスコピー検査 これが診断の鍵となる非常に重要な検査です。ダーモスコープという特殊な拡大鏡を使って、皮膚の表面の光の反射を抑え、病変を10〜30倍に拡大して観察します 。これにより、肉眼では見えない皮膚の内部の色素の分布や血管のパターンなどを詳細に確認できます 。ダーモスコピーは痛みもなく、その場で良性か悪性の疑いがあるかを高い精度で判断するのに役立ちます 。多くの良性のほくろは、この段階で心配ないことがわかります。
  3. 皮膚生検(病理組織検査) ダーモスコピー検査で悪性の疑いが強まった場合や、判断が難しい場合には、確定診断のために皮膚生検を行います 。これは、局所麻酔をした上で病変の一部または全体をメスで切除し、その組織を顕微鏡で詳しく調べる検査です 。メラノーマかどうかを100%確定できる唯一の方法であり、結果が出るまでには通常2週間ほどかかります 。
  4. 病期診断(ステージング) 生検の結果、メラノーマと確定診断された場合は、次にがんがどれくらい進行しているか(病期)を調べる検査が行われます。これには、目に見えない微小な転移を調べるための「センチネルリンパ節生検」や、内臓などへの遠隔転移の有無を確認するためのCT、MRI、PETといった画像検査が含まれます 。これらの結果を総合して、最適な治療方針が決定されます。

このように、診断は丁寧なステップを踏んで進められます。不安な気持ちを抱え続けるよりも、まずは専門医による最初のステップ、ダーモスコピー検査を受けることが、安心への近道です。

足底のほくろと悪性黒色腫の鑑別はダーモスコピーが必須です

ダーモスコピーは表皮~真皮の病変を観察する時に使います。
ダーモスコピーは何でも見通す万能デバイスではありませんが、ここぞと言うときに威力を発揮します。
特に、足底ほくろ診察ではかかせません!
「手のひら・足の裏のメラノーマの早期検出の 感度86%特異度99%」と報告されています。
 
足底ほくろ診察で皮膚科を受診するなら、ダーモスコピー診察を行っている病院を選びましょう。
 
足底メラノーマの診断アルゴリズム

治療方法

メラノーマの治療法は、がんの進行度(ステージ)によって大きく異なります。早期に発見できれば、比較的簡単な治療で完治が期待できますが、進行した場合には全身にわたる治療が必要になります。

  • 早期のメラノーマの治療 がんが皮膚の浅い部分に留まっている早期の段階では、外科的切除が治療の基本であり、これだけで完治を目指せます 。手術では、腫瘍本体だけでなく、再発を防ぐために周囲の正常な皮膚を一定の範囲(腫瘍の厚さに応じて0.5cmから2cm程度)含めて切除します 。切除した部分が小さい場合はそのまま縫い合わせますが、大きい場合は体の他の部分から皮膚を移植する「植皮術」が必要になることもあります 。
  • 進行・転移したメラノーマの治療 がんがリンパ節や他の臓器に転移してしまった場合は、手術だけでは不十分です。血液やリンパの流れに乗って全身に散らばったがん細胞を攻撃するため、薬物療法が治療の中心となります。近年の進歩は目覚ましく、効果的な治療選択肢が登場しています。
  • 免疫チェックポイント阻害薬: 私たちの体には、がん細胞を異物として攻撃する免疫機能が備わっています。しかし、がん細胞は免疫にブレーキをかけることで攻撃から逃れようとします。この薬は、がん細胞がかけたブレーキを解除し、患者さん自身の免疫細胞(T細胞)が再びがんを攻撃できるようにする画期的な治療法です 。
  • 分子標的薬: がん細胞の中には、増殖のスイッチとなる特定の遺伝子(例: BRAF遺伝子)に変異が起きているものがあります。この薬は、その特定の遺伝子変異をピンポイントで狙い撃ちし、がんの増殖を止める飲み薬です 。治療前にがん組織の遺伝子検査を行い、薬が効くタイプかどうかを調べる必要があります 。

これらの新しい治療法の登場により、以前は治療が困難だった進行メラノーマの予後が大きく改善されています。その他、脳転移や骨転移による痛みの緩和などを目的に、放射線治療が行われることもあります 。治療方針は、がんの進行度や遺伝子変異の有無、患者さんの全身状態などを考慮して、専門医が総合的に判断します 。

予防方法

メラノーマ、特に足の裏にできるタイプに対して最も有効な「予防」は、がんそのものの発生を防ぐこと以上に、「手遅れになるのを防ぐ」、つまり**「早期発見」**に尽きます。
そのために最も重要で、誰にでも今日から始められるのが定期的なセルフチェックです 。

  • 月に1回、足の裏をチェックする習慣をつけましょう。 お風呂上がりなど、決まったタイミングで行うのがおすすめです。明るい場所で、椅子に座って足の裏全体を隅々まで観察します。指の間や爪も忘れずにチェックしてください。
  • 鏡やスマートフォンのカメラを活用しましょう。 見えにくい部分は手鏡を使ったり、スマートフォンのカメラで撮影したりすると確認しやすくなります 。撮影した写真を保存しておけば、数ヶ月後のチェックの際に以前の状態と比較でき、わずかな変化にも気づきやすくなります。
  • ご家族にも協力してもらいましょう。 自分ではどうしても見えにくい部分もあります。可能であれば、パートナーや家族にチェックしてもらうとより確実です 。

これらに加えて、一般的な皮膚がんのリスクを減らすための対策も心がけると良いでしょう。

  • 紫外線対策: 足の裏にできるメラノーマと紫外線の関連は他の部位ほど強くはないとされていますが、皮膚がん全体の主要な原因である紫外線から肌を守ることは重要です。日差しの強い時間帯の外出を避けたり、日焼け止めを適切に使用したりすることを心がけましょう 。
  • 慢性的な刺激を避ける: 一度の怪我が直接がんの原因になることはありませんが、特定のほくろが常に靴でこすれるなど、長期間にわたる物理的な刺激は、リスク因子の一つになる可能性が指摘されています。気になるほくろを頻繁にいじったり、自分で取ろうとしたりするのは避けましょう 。

最も大切なのは、自分の皮膚に関心を持つことです。定期的なセルフチェックで「ABCDEルール」に当てはまる変化を見つけたら、迷わず皮膚科を受診してください。それが、あなた自身の命を守る最も確実な方法です。

悪性黒色腫と当院の役割

悪性黒色腫(メラノーマ)は再発・転移のリスクが高い危険ながんです。
日本では「珍しいがん」のため健康診断でも重要視されていません。早期発見は患者さんの気づきが重要です。
悪性黒色腫は「痛くない・痒くない、健康面での支障が無い」ことが多いため、特に高齢の方で放置してしまうことが多いです。
皮膚科医が積極的に情報発信することで、「患者さんの気づき」の手助けにならなければいけないと考えています。
 
院長は、名古屋大学医学部附属病院にて皮膚腫瘍外来を担当していました。
皮膚がん、変わったシミ・できものは当院に何でもご相談ください。
 

街のかかりつけ医として、
皮膚がんを啓蒙し、早期発見に努めています。
悪性黒色腫の治療はクリニックでは困難のため、基本的に基幹病院にご紹介させていただいております。

よくある質問

Q
子供の足の裏のほくろも危険ですか?

A
小児のメラノーマの発生は非常に稀であり、過度に心配する必要はありません 。
子供の場合、体の成長に合わせてほくろも少しずつ大きくなるのが普通です。体の成長に比例して均等に大きくなっている場合は、まず心配いりません。注意すべきなのは、「体の成長と比べて不釣り合いな速さで急に大きくなる」「形や色がまだらになる」といったABCDEルールに当てはまるような異常な変化です 。気になる点があれば、皮膚科の専門医に相談しましょう。
 

Q
どの診療科を受診すればよいですか?

A
皮膚科を受診してください 。
皮膚科医は、ダーモスコープという特殊な拡大鏡を用いてほくろを詳細に観察する専門的な訓練を受けており、良性か悪性かを高い精度で判断することができます 。
 

Q
ほくろは刺激すると癌になりますか?

A
一度や二度、誤って傷つけてしまったからといって、それが原因で癌になる可能性は極めて低いです。ただし、一部の研究では、長期間にわたる慢性的な摩擦や圧迫といった物理的刺激が、足の裏にできるメラノーマの発生に関与している可能性が示唆されています 。そのため、特定のほくろを意図的にいじったり、自分でむしったりするような行為は避けるべきです。
 

Q
足の裏のほくろは、予防のために全部切除した方が良いですか?

A
そのような必要はありません。
かつては、診断技術が未熟だったため、足の裏の大きなほくろは予防的に切除することが推奨されていた時代もありました 。しかし、現在ではダーモスコピーの普及により、ほくろが悪性の特徴を持っているかどうかを、切除することなく高い精度で評価できるようになりました 。そのため、皮膚科医が診察して明らかに良性と判断されたほくろを、予防のためだけに切除することは推奨されていません。不必要な手術は避け、定期的な観察を続けることが現在の標準的な考え方です。